北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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世界遺産に向けて

2016-10-09 21:26:51 | 函館
今日10月9日は、語呂合わせで「土偶の日」だそうです。

土偶と言って思い出すのは、「バトルフィーバーJ」のエゴス怪人「ドグウ怪人」・・・もさることながら、函館で言えば、やはり、国宝にも指定されている「中空式土偶」。





詳細はこちらをご覧いただくとして、この土偶との関連も含む縄文時代の遺跡群については、現在、世界遺産登録を目指した動きが進んでいます。


縄文遺跡群を世界遺産に!(世界遺産登録をめざす北海道の縄文遺跡群)(北海道公式HP)


ということで、前置きが長くなりましたが、今日は、函館市内にある縄文遺跡の一つをご紹介。





神奈川県にある町の名前が有名なせいか、知らない人はどうしても「おおふな」って読んじゃうんだけど、そうではなくて「おおふね」と読みます。
市の東部、旧南茅部町のエリアにある「大船遺跡」です。





管理棟と小さなミュージアムがあります。入場は無料です。





「大船遺跡」は、縄文中期(約5,000~4,000年前)を主体とした集落跡で、1996年の発掘調査で、実に7.2haという広大な面積を有していたことが判明しました。
2001年に国の史跡に指定され、現在は、こうして整備され、一般開放されています。











深さが2m以上もあるって、間近で見ても感覚が今一つピンと来ない気がします。











これがその「盛土遺構」。
現在の南茅部地域はコンブで有名だけど、マグロやクジラ、イルカの骨が発見されたというのは驚きです。





中へ入ってみましょう。





これまた深いですね。

この場所では、100軒を超える住宅跡が、かなり密集した状態で発見されており、大きな集落として機能していたということが推察されます。
「大船遺跡」の一般開放は例年11月中旬までですが、中空式土偶が展示されている「函館市縄文文化交流センター」は、遺跡の閉園期間でも見ることができますので、ご参考までに。(決して回し者じゃござんせん)
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