龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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iPhone用口述筆記ソフト「DRAGON Dictation 」は本当に凄い。

2012年01月10日 22時32分27秒 | 大震災の中で

静かな自分の部屋で文章の下書きをざっくり書くには最高です。

小学校の頃の頃大好きだった作家E.S.ガードナーが作品を口述筆記している様子の写真が、ハヤカワミステリの裏表紙か解説のところかに載っていて
「凄いなあ、彼の書くペリー・メイスンみたいに秘書がちゃんといて、しかも口述筆記してくれるんだ、かっこいい!」

と痺れたものだったけれど、それがついに現実のモノになったのだから感激もひとしお。
ま、いくらiPhoneが私の言ったとおりに言葉を記録してくれても、文章がうまくなるわけじゃないんだけどね。

以下は試しにiPhone用口述筆記ソフト「DRAGON Dictation 」
で出鱈目を喋ってみたサンプル。もうびびびびっくりでした。

開始--------------

詳しいことは分からないだがちょっと気になって調べてみると高橋君の実家は弘前の東黒石地方の旧家 であることがわかった。そういえば一人で弘前に遊びに行った時、その東にある黒石市に豆腐を探しに行ったことがあった。その前の晩、弘前に泊まったホテルの向かいにある小料理屋で、とても甘い豆腐を食べたからだった。黒石豆腐と言えば、誰もが知っていてしかも有名なブランドで、なかなか手に入らないのだという。気になった私は翌日車を走らせ弘前から東の方に向かった。黒石という街は、昼下がり静かな雰囲気をたたいていた。何度か統領行きつ戻りつし、細い路地を入って、グルグル探したあげく、ようやくいいけど豆腐屋にたどり着いた。そういえばその豆腐屋の名前が高橋だった。車を止めて、店の中に声をかけるが、返事がない。豆腐屋は考えてみれば、朝が早い。もうすっかり仕事を終えて、上がってしまったのだろう。しかし、あきらめきれずに、扉を開けて中に入ってみる。風と雨の匂いがしてきた。

終了------------

うまく変換されていないのは「通りを」が「統領」に、「いいけど」が意味不明、最後の「プーンと豆の匂いがしてきた」が「風と雨の匂いがしてきた」ぐらいだ。

ふだんiPhoneではATOKのフリック入力+予測変換を使っているのだが、ぞんざいに指を動かしたときよりは効率がよいのではないか、とさえ思われる。

なにせ、喋るというのは身体表現としてはきわめて自然。
それが多少修正が必要だとはいえ、そのまま文字に起こせる。しかも他人の手を煩わすことなく。

丁寧な発音とテンポは必要だし、擬態語擬声語は弱そうだが、とにかく使えそうな予感。

むしろ問われるのは構成をきちんと考えた話し方、かもしれない。

これは絶対的にお薦めです。
もしかするとこれを使いこなしたら、かなり大きな変化になるかもしれない。
おもちゃじゃないです、これは。
大人の実用品。
お薦めです。
擬態語擬声語に弱い、改行をどうすればいいのか分からない、ぐらいかな。
、は「てん」
。は「まる」
できっちり変換されます。
ほんとに私のフリック入力よりは正確かも。驚きです。