龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCの応援、ソロキャンプ、それに読書、そしてコペンな日々をメモしています。

読むべし!『ふるさとって呼んでもいいですか』

2020年01月04日 12時49分23秒 | メディア日記
ナディ著
『ふるさとって呼んでもいいですか』
大月書店¥1,600-+税

肉声によって書かれた、イランから来た日本育ちの女性のエッセイ。
一つ一つうなずけることばかりで、子どもにも読める総ルビの、貴重な体験のお話です。
「惰夫をも立たしめる」
のが真のテキストの力だとするなら、このエッセイこそ、それです。
2020年の年初にこんな本に出会えたことに感謝。
自分にできることはないか、と社会に目を向けたくなる一冊だ。
以下は腰巻き惹句から引用
「『デカセギ』で海外から日本にやってきた人たちの子どもが、自分の言葉でその人生を語る日を、ずっと待ち望んできました」星野智幸

今はもう、果たして日本が外国の方にとって、来日してもらえるだけの環境屋魅力をもっているのか、が問われる時代になりましたが、そうであればこそ、
日本の「出入国在留管理」の現状から考えていく必要がある、と実感させられる本でした。

「おもてなし」とかいって「バクチ(カジノ)」や「運動会(五輪)」ばかりやってる場合じゃない、と思う。