風月庵だより

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マスコミにもの申す

2006-09-18 21:56:22 | Weblog
9月18(月)晴れ【マスコミにもの申す】

台風13号の影響によって九州、中国地方では大変な被害が出てしまった。一瞬にして流されてしまった娘さんやそのお父さん、物置の下敷きになってしまった人など、この台風さえなければ、平穏な日々を送っていられた人々。今日の夕焼けの雲が黄金色に染まるのを見ながら、台風の襲来で命を落とした人々の冥福を祈った。髪を風になびかせた少女が天を駈けていくような雲が流れていた。

この頃サリン事件の首謀者の刑が確定した。その名をこのブログに書くのさえ拒みたい。何の罪も無い人々の命や生活を、自分達の勝手な妄想によって奪った首謀者。テレビを観ていて実におかしな事に気づいた。その首謀者の顔写真が大きく引き伸ばされて、スタジオに張り出されていた。一体そんなことをする必要がどこにあるのであろうか。ある番組には、飾られていたという感じさえある張り出し方であった。このようなパネルよりもむしろ被害に遭って犧牲になった方々の遺影を飾るべきであろう。

そしてその人間が「自分は無実だ」と言っているなどということや、その人間を未だ信奉している信者が聞けば、同情心を起こさせるような言葉をくどくどと報告していたが、なぜそんなことを放送で言う必要があるのだろうか。そんな放映の時間の枠があるのならば、被害に遭った方々のことや、いかに極悪非道のことをしたのかをもっと放映すべきではないのか。

もう一度言いたい。なぜそのような人間の顔写真を、スターのように大きく飾る必要があるのか。また活動を続けているリーダーをテレビに出演させることもおかしい。若者のなかには彼を有名人と思い、テレビに出演しているだけで、それをステータスのある人間とさえ勘違いしてしまう者さえいるだろう。

毎日、後から後からいろいろな事件が起きるので、皆神経が麻痺してしまっているのではなかろうか。大丈夫でしょうか、社会をリードする役目を担っているマスコミの関係者の皆さん、どうかその責任の重大なことにお気づき頂きたい。

と、ブログの片隅で吼えていてもなんの役にも立たないでしょうが。集団ボケの恐ろしさを澤木興道老師はいつもおっしゃっていたようですが、一人でも二人でも三人でも、集団ボケしないで生きるようにしたいものです。

地下鉄サリン事件による被害者の方々のやり場のない憤りに、心より同情し、被害に遭われた方々のご冥福をあらためて祈ります。