風月庵だより

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老犬ジュリーのデイサービス

2008-05-02 12:59:23 | Weblog
5月2日(金)曇り【老犬ジュリーのデイサービス】 (昨日撮った写真)
近所の老犬ジュリーが寝込んでから、かれこれ3週間がたった。ジュリーの飼い主はあまり面倒をみてやれないので、ご近所の美容院の人が、昼間はお店に運んできて、世話をしてくれている。 この美容院は二人の美容師さんがいて、二人とも、いつも烏たちに餌をやる姿を見ていたので、動物好きの方たちだと日頃から思っていた。この度のジュリーを世話する様子を見ていて、動物が哀れなのを見逃すことができない方たちであると、あらためて感心した。

朝、 お店に出て来ると、先ず、ジュリーを飼い主の家から運んでくる。褥瘡ができてしまったので、かかえてくることはできない。タオルを敷いた段ボールの上に、ジュリーを乗せ、前と後 を持って20メートルほどのところを運ぶ。そして、お店のソファの上にジュリーを寝かせて、夕方の閉店時間まで、食事をあげたり、水を飲ま せたり、ときどき向きを換えたり、下の世話まで面倒を見てくれるのである。
ジュリーがもう一度立てたら嬉しいね、散歩に連れて行ってやりたいね、などと話しているのだが、果たしてその日は来てくれるだろうか。今朝は少し弱々しい 感じで、二人とも心配していた。 しかし、このジュリーはこのようなお二人がいてくれるお蔭で、最晩年のひとときを穏やかに幸せな日々を送ることができている。近所中の人たちも、ジュリーを見 守っている。私も時間があれば、日頃は縁のない美容院に覗きに行って、ジュリーの様子を見に行ったりしている。美容院のお客さんもジュリーを大事に見 守っている。これほどに周りの人に愛されている犬も少ないだろう。
「ジュリー、少しでもよくなってね」