5月2日(日)晴【国際仏教婦人会(ILAB) 於孝道山】
(山の上に建つ孝道教団の諸堂。清々とした空気が漂っている)
今日は暑いほどの陽気です。世の中は黄金週間のようです。
さて、先月の24日(土)に、横浜市神奈川区にある孝道教団(岡野正純統理)で、国際仏教婦人会(International Ladys Association of Buddhism)が開催されました。この度は第3回目です。この会の会長は孝道教団の副統理である岡野鄰子先生です。
この会は、世界各国の女性とともに、幅広く仏教を学ぼうという会です。。今回は早稲田大学、早稲田環境塾講師の丸山弘子先生による「神道と仏教」の講話がありました。仏教伝来から現在にいたるまで、仏教は神道とどのように関わり合ってきたかを講義していただきました。(実はこの先生は、私の中学時代の友人の親戚であると、後からわかりました。縁がありますね)
会員には、孝道教団の方々、天台宗、浄土宗、曹洞宗など各宗の尼僧さんもいるそうです。私はこの会のメンバーではありませんが、メンバーの方が出席できないので、その方のピンチシッターとして坐禅の指導をさせていただきました。会の進行は全て英語ですが、岡野会長はじめ皆さんは、大変英語を自由に話せる方々ばかりです。
参加者もインド、ネパール、アメリカ、ドイツ、フランス、日本等々、各国の女性たちです。日本に長くいても、仏教を英語で学べる場はほとんど無いでしょうから、このような会は貴重だと思いました。やはり英語を自由に話せる人が少ないですから、各国の人びとにとって、仏教について共に語り合えるチャンスは得難いことでしょう。
今は、かなり多くの人が、英語を話せるような教育になっているのではないかと思いますが、香港や韓国の人々が日常的に英語を話すほどではないでしょう。言葉の壁からクリアしていきたいですが、なによりも大事なことは、仏教を語れるか、ということでしょう。どのように仏教についての信仰があるか、といってもよいでしょうか。
孝道教団のような教団は、信者さんは一人一人信仰を持っている仏教信者といえますが、日本のお寺の檀家さんで、信仰を持っているという人は意外と少ないのではないでしょうか。なんとなく先祖からのつながりで、仏教徒です、ということになっている人もいるでしょう。強い信仰心をお持ちの方もいらっしゃるでしょうから、けっして断言はしませんが、日本以外のアジアの国を訊ねますと、仏教を信仰している、と明言する人が多いようです。
孝道教団の写真を見ますと、信者さんは儀式の時にお袈裟をかけています。曹洞宗でも在家の方もお袈裟をかけますが、それほど広まってはいないでしょう。自らを仏教信者として確認し、さらに信仰を深めるためにもお袈裟をいただくことは意味があると思います。
先日、台湾の友人から送られたDVDを見ていましたら、やはり在家の信者さんも法要で、お揃いのお袈裟をかけていました。日本では、各寺の輪袈裟はよく見かけますが、在家の方がお袈裟をかけている場面は、殆どみません。ただ、よく坐禅をなさる在家の方々はお袈裟をかけている姿が見られます。私は日本のお寺の檀家さんも、かねてから思っていましたが、もっとお袈裟を頂くようになってもよいのではないかと思うのです。
仏教を僧侶の専売特許のようにしないで、全ての人に仏教を、全ての人に信仰を。
それを手渡すのが僧侶のお役目ではないかと思うのです。隠遁の修行をなさっている僧侶の方は別としまして。
国際仏教婦人会の話から、少し話題がそれましたが、孝道山をお尋ねして、いろいろと考えさせられ、自分も勉強になったことなど書きました。
(山の上に建つ孝道教団の諸堂。清々とした空気が漂っている)
今日は暑いほどの陽気です。世の中は黄金週間のようです。
さて、先月の24日(土)に、横浜市神奈川区にある孝道教団(岡野正純統理)で、国際仏教婦人会(International Ladys Association of Buddhism)が開催されました。この度は第3回目です。この会の会長は孝道教団の副統理である岡野鄰子先生です。
この会は、世界各国の女性とともに、幅広く仏教を学ぼうという会です。。今回は早稲田大学、早稲田環境塾講師の丸山弘子先生による「神道と仏教」の講話がありました。仏教伝来から現在にいたるまで、仏教は神道とどのように関わり合ってきたかを講義していただきました。(実はこの先生は、私の中学時代の友人の親戚であると、後からわかりました。縁がありますね)
会員には、孝道教団の方々、天台宗、浄土宗、曹洞宗など各宗の尼僧さんもいるそうです。私はこの会のメンバーではありませんが、メンバーの方が出席できないので、その方のピンチシッターとして坐禅の指導をさせていただきました。会の進行は全て英語ですが、岡野会長はじめ皆さんは、大変英語を自由に話せる方々ばかりです。
参加者もインド、ネパール、アメリカ、ドイツ、フランス、日本等々、各国の女性たちです。日本に長くいても、仏教を英語で学べる場はほとんど無いでしょうから、このような会は貴重だと思いました。やはり英語を自由に話せる人が少ないですから、各国の人びとにとって、仏教について共に語り合えるチャンスは得難いことでしょう。
今は、かなり多くの人が、英語を話せるような教育になっているのではないかと思いますが、香港や韓国の人々が日常的に英語を話すほどではないでしょう。言葉の壁からクリアしていきたいですが、なによりも大事なことは、仏教を語れるか、ということでしょう。どのように仏教についての信仰があるか、といってもよいでしょうか。
孝道教団のような教団は、信者さんは一人一人信仰を持っている仏教信者といえますが、日本のお寺の檀家さんで、信仰を持っているという人は意外と少ないのではないでしょうか。なんとなく先祖からのつながりで、仏教徒です、ということになっている人もいるでしょう。強い信仰心をお持ちの方もいらっしゃるでしょうから、けっして断言はしませんが、日本以外のアジアの国を訊ねますと、仏教を信仰している、と明言する人が多いようです。
孝道教団の写真を見ますと、信者さんは儀式の時にお袈裟をかけています。曹洞宗でも在家の方もお袈裟をかけますが、それほど広まってはいないでしょう。自らを仏教信者として確認し、さらに信仰を深めるためにもお袈裟をいただくことは意味があると思います。
先日、台湾の友人から送られたDVDを見ていましたら、やはり在家の信者さんも法要で、お揃いのお袈裟をかけていました。日本では、各寺の輪袈裟はよく見かけますが、在家の方がお袈裟をかけている場面は、殆どみません。ただ、よく坐禅をなさる在家の方々はお袈裟をかけている姿が見られます。私は日本のお寺の檀家さんも、かねてから思っていましたが、もっとお袈裟を頂くようになってもよいのではないかと思うのです。
仏教を僧侶の専売特許のようにしないで、全ての人に仏教を、全ての人に信仰を。
それを手渡すのが僧侶のお役目ではないかと思うのです。隠遁の修行をなさっている僧侶の方は別としまして。
国際仏教婦人会の話から、少し話題がそれましたが、孝道山をお尋ねして、いろいろと考えさせられ、自分も勉強になったことなど書きました。