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1月7日(水)晴れ【七草粥】
今朝は七種(七草)粥を食べられませんでしたが、藥石で食べました。皆さんはいかがですか。本師のもとで修行中、いつも七日の朝には、「七草の名前は言えるかな」と、本師に聞かれました。御陰様でしっかりと覚えました。「芹、ナズナ、ゴギョウ、はこべら、ホトケノザ、すずな、すずしろ、春の七草」
さて、今日は「泣き面に蜂」、「弱り目に祟り目」、「一難去ってまた一難」という話をさせてもらおうと思います。実は去年の暮れから、パソコンが開かなくなってしまいました。研究所用のパソコンです。今この記事を打っているのは、家で使っているパソコンでWindows 98という古いタイプのパソコンです。研究所ではWindows XPというタイプを使っています。
研究所用のパソコンで、提出期限の迫っている論文を作成していました。ほとんど論文は出来上がり、やれやれ、と気を抜いてしまい、バックアップをその日とりませんでした。そして、翌日もう少しで完成だからと、パソコンに電源を入れました。ところが、ところが、全くWindowsが開いてくれません。セーフモードでも、通常でもどんなにしても開きません。バックアップを取らなかったことを、悔やみました。もうそろそろパソコンのハードディスクは寿命のようだから、バックアップを取っておいた方がいいですよ、とアドバイスを受けていたのに、なんという愚かしいことでしょう。論文の資料の語注を付けるのに時間もかかりましたし、同じ作業をもう一度する気力はありません。
それでもUSBメモリーに未完成の原稿がありますので、気を取り直して、それを仕上げることにしました。ところが、なんということでしょう。このファイルも壊れてしまいました。これもまた開けなくなってしまったのです。これぞ「弱り目に祟り目」「泣き面に蜂」。今年は論文を提出できないかもしれません。いや、なんとしても提出しなくてはいけませんので、打ち直さなくてはなりません。締め切りは迫っていますし、他の仕事が控えています。肩が重たくなりました。本当に困りました。
と、昨日までは頭を抱えていたのです。でも、今日、友人が、奇跡のような腕で壊れたハードディスクからデータを取り出してくださいました。神の技に近いと思いました。
五百年前、山口県にある大寧寺と瑠璃光寺というお寺の住職であった、全巌東純禅師の史伝資料の翻刻などの論文を助け出して貰ったのです。
そのお陰で、安心して七草粥を食べることができました。健康によい七草粥も食べ、頭痛の種もなくなって、今年もなんとか頑張れそうです。それもこれも友人のお陰です。でも、皆さん、パソコンて壊れるものなのですね。高価な代物なので、初めて買うときに、私は、一生使えると思ったのです。それは間違いでした。一日中パソコンを使う仕事なのですから、パソコンは消耗品でした。考えを改めなくてはなりません。年の初めにあたって、物事を見極める痛い勉強をしました。
私のようにパソコンの知識がないのに使用することも可能ですが、操作の分からないことが多く、迷惑をおかけしつつ、今年もなんとか頑張りたいと思います。
ブログも少しずつですが、本年も宜しくお願いいたします。
今朝は七種(七草)粥を食べられませんでしたが、藥石で食べました。皆さんはいかがですか。本師のもとで修行中、いつも七日の朝には、「七草の名前は言えるかな」と、本師に聞かれました。御陰様でしっかりと覚えました。「芹、ナズナ、ゴギョウ、はこべら、ホトケノザ、すずな、すずしろ、春の七草」
さて、今日は「泣き面に蜂」、「弱り目に祟り目」、「一難去ってまた一難」という話をさせてもらおうと思います。実は去年の暮れから、パソコンが開かなくなってしまいました。研究所用のパソコンです。今この記事を打っているのは、家で使っているパソコンでWindows 98という古いタイプのパソコンです。研究所ではWindows XPというタイプを使っています。
研究所用のパソコンで、提出期限の迫っている論文を作成していました。ほとんど論文は出来上がり、やれやれ、と気を抜いてしまい、バックアップをその日とりませんでした。そして、翌日もう少しで完成だからと、パソコンに電源を入れました。ところが、ところが、全くWindowsが開いてくれません。セーフモードでも、通常でもどんなにしても開きません。バックアップを取らなかったことを、悔やみました。もうそろそろパソコンのハードディスクは寿命のようだから、バックアップを取っておいた方がいいですよ、とアドバイスを受けていたのに、なんという愚かしいことでしょう。論文の資料の語注を付けるのに時間もかかりましたし、同じ作業をもう一度する気力はありません。
それでもUSBメモリーに未完成の原稿がありますので、気を取り直して、それを仕上げることにしました。ところが、なんということでしょう。このファイルも壊れてしまいました。これもまた開けなくなってしまったのです。これぞ「弱り目に祟り目」「泣き面に蜂」。今年は論文を提出できないかもしれません。いや、なんとしても提出しなくてはいけませんので、打ち直さなくてはなりません。締め切りは迫っていますし、他の仕事が控えています。肩が重たくなりました。本当に困りました。
と、昨日までは頭を抱えていたのです。でも、今日、友人が、奇跡のような腕で壊れたハードディスクからデータを取り出してくださいました。神の技に近いと思いました。
五百年前、山口県にある大寧寺と瑠璃光寺というお寺の住職であった、全巌東純禅師の史伝資料の翻刻などの論文を助け出して貰ったのです。
そのお陰で、安心して七草粥を食べることができました。健康によい七草粥も食べ、頭痛の種もなくなって、今年もなんとか頑張れそうです。それもこれも友人のお陰です。でも、皆さん、パソコンて壊れるものなのですね。高価な代物なので、初めて買うときに、私は、一生使えると思ったのです。それは間違いでした。一日中パソコンを使う仕事なのですから、パソコンは消耗品でした。考えを改めなくてはなりません。年の初めにあたって、物事を見極める痛い勉強をしました。
私のようにパソコンの知識がないのに使用することも可能ですが、操作の分からないことが多く、迷惑をおかけしつつ、今年もなんとか頑張りたいと思います。
ブログも少しずつですが、本年も宜しくお願いいたします。
どなたか存じませんが、風月庵さんの窮地を救っていただいて有難うございます。
私は「寺報」を編集している際に、データがすっ飛んでしまう事故によく遭います。
そのため、少しずつ上書きしていくことを余儀なくされていますが、結果的にはそのほうが安全だということですね。
近頃困るのは、OSをビスタに変えたために前のファイルが読み込めなくなったりすることです。
ビスタはあまり評判が良くないし、XPで充分なようです。
根を詰める作業が続くようですが、健康に気を付けてご精励ください。
ゼミの担当にも当たっていまして、これから資料を作らなくてはなりませんが、研究所のパソコンを借りて作業をします。
ご心配有り難うございます。
最近の例ですが、パソコンの状況をある時点に戻すことが出来ることを知りました。ある時点に遡り、それ以降のことは総て消し去ります。
人間もこんなことが出来れば素晴らしいですね。失敗したら何回でも振り出しに戻れるのです。前に見た映画で、殺しても殺しても、壊しても壊しても再生してくる悪役ロボットがありました。このアイディアはコンピュターがある時点に戻れることに発していたのでしょう。
もう駄目かと諦めましたのに、本当に有り難いことです。パソコンは消耗品であることが身に沁みました。よく働いてくれますし、パソコンの御陰で随分助けて貰っていますので、少しお金がかかるのはやむを得ませんね。