風月庵だより

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一炊の夢

2020-11-27 20:24:51 | Weblog

11月27日(金)曇り【一炊の夢】

今日は母の命日です。あの日から一年と5カ月がたったのですが、まだつい先日のような気がしています。
一昨日は、たまたま大学時代のことを思い出しましたが、いろんなことがあった、と思い返しました。
20代の頃が、一番大人のような顔をして生きていたような気がします。とにかく何も先のことはわからなかったけれども、生きているという感覚が漲っていたように思う。

私にとっては、新宿の街は、それほど恐い街ではなかった。高校時代から新宿でもあり、街の地理がよく分かっていたし、50年以上前の話なので、新宿の街にも、もっと人情があったように思う。それで女子大生が夜の街を歩いても全く問題はなかったように思います。とにかく面白かった。

いろんなドラマが展開されて、自分が歩いてきた20代は面白かったです。

30代も面白かったです。海外で暮らしたり、会社を経営したり、40代は已に出家していました。出家してからも面白かったです。尼僧堂修行時代には、泥棒の濡れぎぬを着せられるということがあり、あまりの悔しさで、名古屋から埼玉県まで行脚して帰ってきたり、ドラマですね。それも面白かったとしましょう。過去形を使いますが、過ぎたことを振り返ってみれば、確かに自分が歩いてきた道ではありますが、自分の掌に載せて見ているような感じがあります。

これからどのくらいこの世にいるか分かりませんが、僧侶という生き方の今を楽しんでいます。
たいした記事でなくて恐縮です。なんとなく自分でふと思い返して、ただ書いてみました。

皆様の人生はいかがでしたか。いかがですか。面白いと思えれば何よりですね。
寒くなりましたから、皆様、風邪にはご用心ください。

 


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