風月庵だより

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『息身佛』を読んで その2

2020-11-23 19:35:59 | Weblog

11月23日(月)晴れ少し寒い【『息身佛』を読んで その2】

昨日は、あまりの眠気で、ブログを書きながら寝てしまいました。檀務やら猫の世話やら、来客の応対やら、その合間に読書をしたりして、学ばせてもらっています。朝は坐禅と朝課で早いですから、とにかく毎日同じような時間の繰り返しで、他のことをしたいという欲は全くありません。若いころに十分動き回ったですから、そういうものでしょうね。

それで再び板橋禅師様の『息身佛』(角川マガジンズ、2011年)を読ませていただいて、前よりも今の私の状態のほうが、より禅師様の言葉を、すんなりと得心させていただいたといってよいでしょうか。

この本のサブタイトルは「ただ、息をする。ただ、生きる」です。「ごくあたりまえに生きる」ことを易しく優しい言葉で綴られた書です。生きる極意を得た人の言葉から学びたいと思う方は、実際にお手にとってお読みくださいませ。私が、禅師様の言葉をかいつまんでご紹介しても、その味わいを紹介しきれませんから。

私事ですが、或る時、總持寺の禅師様を拝問させて頂いたとき、ご自分は終生この役についてはいません、「あなたの御本師は禅師になるべき方だったのに、前の禅師さんたちが終生だったので、なれなかったですからね」というようなことをおっしゃってくださいました。その言を違えず、板橋禅師様はまもなく退董なさいました。

この著書の中に、「大本山の貫首をしているより、やっぱり修行をしているほうが楽しいね。」とおっしゃっています。

どうぞ、皆様もこの本は190頁くらいの薄い本ですし、難しい言葉は一つもない、しかし、極意書です、お楽しみくださいませ。

私のメイン読書は目下『華厳経』です。死ぬ前になんとか、と思い取り組んでいます。難しい言葉だらけです。時々本線から途中下車して読みやすい本に救われています。それでは、眠気との戦いになるかもしれませんが、これから本線に戻ります。

皆様、くれぐれもお体お大切に。マスクさえしていればコロナの感染は防げるから、お経の時もマスクをしてください、と友人からのアドバイスを頂きました。皆様、それぞれ流の防衛策をしっかりとなさってくださいませ。

(朝の竹林の中の散歩です。キヨとカズも後をついてきましたので、一枚。)



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