60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

t秩父巡礼(7)

2017年11月17日 08時34分21秒 | 散歩(8)
 先回から歩いている秩父郡小鹿野町は、秩父と武州を結ぶ武州街道の宿場町であった。明治2年には県内でも2番目に町制が施行されたほど繁栄していた時代もあった。そんなことからこの地域にも秩父34ヶ所の巡礼道が置かれたのかもしれない。しかし今は関越自動車道、上信越自動車道ができ、この武州街道(国道299号線)は幹線道路の役割は終え、取り残されたようにひっそりした町である。
 
 今日はその武州街道から南にそれ、大日峠を通って32番札所を目指す。この大日峠越えは徒歩の巡礼者が通るだけなのか、時々道を見失うほどの心細い山道である。当然反対から降りてくる人もなく、山道の1時間は誰と会うこともなかった。32番では車できた巡礼者4~5人を見かけたが、その後もバス停までの1時間半、会ったのは1人の老人だけであった。今日は人が消えてしまったような無人の田舎道を、黙々と歩いたような感じである。
 
         
 
               小鹿野バス亭
 
   
 
          小鹿野町のメインストリート(武州街道) 
 
        
 
              小鹿野神社参道
 
   
 
              小鹿野神社
 
       
 
      武州街道を東に進み小鹿野警察署の先を右に入る
 
       
 
       
 
   
 
                赤平川
 
        
 
        
 
            大日峠への分岐、左の山道へ      
 
        
 
            小判沢沿いに巡礼道は続く
 
        
 
           木橋や飛び石を伝って登っていく
 
        
 
        
 
           巡礼道だから降りてくる人はいない
 
             
 
        
 
              やっと峠に到達
 
   
 
         大日峠には新旧2体の大日如来が鎮座する
 
        
 
               これから下り
 
   
 
             やっと山道を抜ける
        結局、山道の1時間に誰とも出会うことはなかった
 
        
 
              まだ茅葺の家がある
 
        
 
   
 
             32番 法性寺山門
 
      
 
   
 
             石段の脇にリンドウの花
 
          
 
   
 
                法性寺
 
        
 
    奥の院へ行くには危険が伴うため、この方向へ向かってお祈りをするらしい
 
      
 
                観音堂
 
        
 
                           側説明書きには《秋海棠(しゅうかいどう)》
      佛様を飾る花 花ことばは=いつくしみの心 と書いてある
 
   
 
                観音堂
 
   
 
                観音堂
 
        
 
            岩肌は無数の穴が開いている
 
                タフォ二といい、岩の表面から水が蒸発すると塩類ができ、
       その部分からもろく崩れる風化現象で出来たもの
 
   
 
               奥の院への道
 
          
 
                急な登り
 
        
 
             あちらこちらに鎖のついた道
 
          
 
           鎖を持たないと登れない急な石段
               突き当りが岩穴
 
    
 
               岩穴に並ぶ石像
 
         
 
                崖の上に出る
              崖を伝ってさらに奥へ
 
   
 
              落ちれば命はない
 
   
 
           岩の端の巨岩の上に立つお船観音像
   
      
 
            お船観音(聖観世音菩薩)
 
   
 
               足がすくむ高さ
             
   
 
            高所恐怖症の人は無理な場所
             Uターンして反対側に向かう
 
        
 
            大きな岩の上の付いた細い道
             右下は高い崖、足がすくむ
 
       
      
            垂直な岩を鎖を伝って登る
 
   
 
          岩の上に突然大日如来像が現れる
 
    法性院の奥の院は長さ200m、高さ80mの船形をした巨石の上にある。
  その舳先にあたる前の方にお船観音が、艫にあたる後方に大日如来が祀られている。
 
         
 
             32番をあとにバス停に向かう        
 
   
 
               秩父大神社
            荒れ果てていて廃神社のよう
          
       
  
   
 
        
 
        
 
        
 
   
 
   
 
               日本武神社
 
   
 
                長留川
 
   
 
              日曜日で作業は休み
 
         「台風21号での土砂崩れが長留川をせき止め
        一帯が海のようになって、近隣の家は床上浸水した」
            被害にあった老人が語ってくれた。
              
        
 
             災害現場を見つめる老人
 
        
 
   
 
          
 
               松井田バス亭





 

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