八王子城は、小田原城に本拠をおいた北条氏康の三男北条氏照が築いた山城である。豊臣秀吉が関東制圧の時、前田利家・上杉景勝に攻められて落城、この八王子城落城が決め手となって、本拠の小田原城は開城し北条氏は滅亡した。八王子城は関東屈指の山城で、急峻な山地を生かし氏照の館があった御主殿や標高460mの本丸など、山全体が戦うための城となっている。
中央線高尾駅からバスで八王子城址入り口まで行き、そこから歩き始めた。中央線の反対側に高尾山(599m)があり、たぶんそちらは行列を作って登っているだろう。一方八王子城址から杉の頭(547m)はポツリポツリと人と行きかう細い山道、尾根伝いにぐるっと回って再び高尾駅に、私にとってはこちらの方がはるかに山に登っている感じがする。
途中に富士見台があって富士山が見えると思ったが、朝は晴れていた空も、お昼には雲が出て富士山は見えない。期待していたものが見えないと無念さが残る。そこで同行の友人と話して、「では来週は十国峠に富士山を見に行こう」と意見が一致した。
JR高尾駅
高尾山に登るだろう人がどっと降りる
関東の駅百選に選定されている高尾駅
閑窓寺(かんそうじ)
宗関寺(しゅうかんじ)
平安時代に華厳菩薩が開いた寺を北条氏照が再興したといわれている
これは宗関寺と読むのだろうか?
八王子城址への道はレンガで整備されている
イノシシ注意の看板あり
竹は真っ直ぐに伸びるとは限らない
曳橋(ひきはし)
城山川にかけた橋で、敵が侵入した場合は橋を落としたと考えられる
虎口(こぐち)
冠木門(かぶきもん)
御主殿跡(居館)
本丸跡(標高460m)
八王子神社
中は荒れ放題
詰の城
富士見台
富士見台
晴れていれば富士山が見えるのだろうが、雲がかかって見えない
と言うことで、翌週富士山を見に十国峠に行くことにした。
熱海から箱根行きのバスに乗り十国峠登り口で下車。ケーブルカーで十国峠に登り、富士山を見てから石仏の道を徒歩でJR来宮駅まで下りる予定だった。しかし、天気予報は昼から晴れだったのに、朝方まで雨が残るまったくの曇天である。しかも十国峠は風が強く気温も3度前後、立っているだけで寒さを感じる。これでは下り4時間のコースは辛いだろうからということで、再びバスに乗って熱海まで引き返した。今年は天候不順の年、このところスッキリ爽やかな散策をしていないように思う。
十国峠登り口からケーブルカー
3分で十国峠へ
標高770mからの眺望
真鶴半島方向
十国峠は昔の伊豆、相模、駿河、遠江、甲斐、信濃、安房、
上総、下総の10国を展望できるということから名前がついた。
晴れていればバックに富士山が見えたはず、
ストーブに当たらないと、長く外に出ているのは辛い
十国峠は気温は3度、あまりの寒さに徒歩での下山は諦めバスで熱海に引き返す
我々以外乗客のいないバス
途中下車して来宮神社に立ち寄る
来宮神社(きのみや)
大楠(おおくす)
樹齢2000年超、キリスト生誕の時からあったことになる。
本州一位の巨木、日本一位の巨木は鹿児島県の楠
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