箱根駅伝を歩く(8)
国府津~風祭
国府津駅は海の傍にあり反対側は山が迫っている。その間には西湘バイパス、国道1号線、JR東海道線が走り人家がまばらである。国府津から東京駅までは東海道線で約1時間20分、この当たりが都心に通う通勤地の西端のように思える。1号線を西に向かって歩くと松林が残り、沿道には多くの神社やお寺があって、昔の東海道の名残を感じる。酒匂川を超え小田原市街に入っていくと、蒲鉾店を筆頭にお土産の店多くなり、やがて小田原城が見えてくる。この小田原は戦国時代の北条氏から続く歴史ある町、人口20万のこの町は都心近郊の町と違って独立した地方都市の雰囲気を持っている。
国府津駅
1号線
昔の名残で所々に松の大木が残っている
1号線の海側は西湘バイパスが走っている
バイパスの下をくぐると湘南の海が広がる
1号線を歩いていたら「寺カフェ」という看板が目に止まった
一休みと思い中に入ってみた
寺カフェだからか入り口に仏像が置かれている
開店したばかりでお客は私一人
経営はお寺の住職で72歳だそうだが、お坊さんにも多才な人がいるものである
一番奥にピアノが置かれていて、時々はライブも開催されると言う
沿道に映画の舞台に使えそうな素敵な家
歴史がある町だからかこの当たりは大木が多い
酒匂川(さかわがわ)、海側に西湘バイパス
酒匂川の左右は開けているので山側に富士山が見えると聞いたが今日は雲っていて見えない
〈星月夜の社〉 山王神社
寛永元年朱子学者林羅山が星月夜の詩を詠んだことから「星月夜の社」ともいうと書いてあった
今読んでいる宮本輝の「田園発港行き自転車」という小説に、ゴッホの「星月夜」の絵に似た
富山県の風景がテーマになっている。そんな偶然から神社に立ち寄ってみた
小田原市内に入って1号線は左に曲がる。正面は市民会館
市民会館の右手に小田原城の天守閣が見えた
1号線は今度は右に曲がる
小田原城
小田原城
お城は鉄筋コンクリートだが、木造建築に立て替える計画があるようである。
記念撮影用にボランティア?
国道1号線に沿って流れる早川
早川
小田原の市街地を抜けると人家がなくなってくる
箱根登山鉄道
今大涌谷は噴火警戒レベル2
鈴広蒲鉾の販売店
昔は往路復路の中継点、今は復路の中継だけ
箱根登山鉄道の風祭駅
今日はここまで、いよいよ次回からは箱根の山登り
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