60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

坂東33ヶ所札所巡り(19)

2018年07月13日 08時09分51秒 | 散歩(8)
 24番札所楽法寺(雨引観音)は茨城県桜川市にある。案内書では水戸線岩瀬駅から徒歩1時間15分となっている。ひっそりとした岩瀬駅を出て田舎道を歩き始めた。次第に田んぼが広がってきて田園地帯の1本道を歩くようになり、やがて前方に筑波山が見えてくる。坂東25番の大御堂は筑波山の麓のあたり、昔の人は筑波山を眺めながら歩いたのだろうと想像して歩いていた。
 
 誰も歩いていない道を歩き1時間半で楽法寺(雨引観音)に着く。黒塗りの門を入り長い石段を登って驚いた。境内には家族連れの大勢の人人人である。こんなひっそりした地域のしかも山の上のお寺、そこに地域の人が押し寄せてきたような盛況である。何事だろうとよくよく注意すると、どうやら「初参り」の人が大半のようである。はて、初参りは神社でやる儀式ではなかっただろうかと思う。
 
 後で案内書を読むと、西暦730年頃、光明皇后が自らの安産祈願のために、法華経一巻を書写して奉納し、無事に出産した後に、このお寺に三重塔を寄進したと書いてあった。それ以降、楽法寺は皇室ゆかりの安産子育祈願所になり、昭和34年美智子妃殿下の浩宮ご出産の時は、住職が宮中へ参内したとあった。そんなことでこのお寺は安産子育で地域一番の人気があるのかも知れない。千数百年にわたって伝わる由緒や謂れ、それは今も連綿として続いているということである。       
 
           
 
                   JR水戸線 岩瀬駅
 
    
 
                     岩瀬駅前
 
           
 
           
 
          岩瀬駅横を走る「つくばりんりんロード」サイクリングロード
 
           
 
    
 
    
 
                
 
    
 
           
 
                平行して走る「つくばりんりんロード」
            総延長180㎞の日本最長のサイクリングロード
 
    
 
          
 
                前方に筑波山が見えてくる
 
    
 
                       筑波山
         日本百名山の一つで茨城県のシンボルの山、標高877m
 
        
 
                    判りづらい標識
                  この交差点で左折した
 
           
 
    
 
             左上に見えるのが楽法寺(雨引観音)だろう

           
 
           
 
                歩行者は直進が近道と書いてある
 
           
 
               直進すると、道はだんだん細くなってくる
 
           
 
                  やがて石段になり山道に
 
           
 
           
 
                 これが昔からの参道であろう
 
           
 
    
 
             苔むした石段、最近人の歩いた痕跡がない。
 
           
 
                やがて前方が開けて明るくなる
 
           
 
               寺への入り口の黒門(薬医門)
 
    
 
                 仁王門に続く長い石段
 
        
 
              鐘楼 文政13年(1830年)の建築
 
    
 
                      仁王門
 
           
 
                柱にヒイラギの枝が付けてある
 
    
 
            境内に上がってびっくり、大勢の人でごったがえす
 
           
 
                御祓いを申し込み人の長い列
 
           
 
                      本堂へ
 
    
 
                  本堂で御祓いを待つ人 
 
    
 
               お払いが終わって続々と人が出てくる
 
    
 
                  帰ってからネットで見ると、
       雨引観音は「厄除け延命安産子育てで霊験あらたか」とあった。

         「初参り」は赤ちゃんがこの世に生まれてから約1ヶ月後に
        土地の産土神(うぶすながみ)様にお参りして感謝をささげる儀式とか
  今日は大安でこの地域の産後1ヶ月ぐらいの赤ちゃんが全員集まったような状態なのだろう
                 
           
 
           
 
           
 
           
 
           
    
           
 
        
 
                      多宝塔
 
    
 
                   境内からの眺め
 
    
 
    
 
             池にアジサイの花がビッシリと敷き詰めてある
 
           
 
           
 
    
 
           
           
            
 
    
 
                     スダジイの巨木
    
    
 
                      スダジイ
 
           
 
                 大駐車場の入り口にバス亭
 
              
 
                 日祭日だけ運行のバスがあった
 
           
 
                 桜川市の市営バス 200円
                 筑波山口で乗り換えつくば駅へ
 
    
 
                      つくば駅
 
              
 
              つくばエクスプレスで北千住経由で池袋へ
 
 
 

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