坂東33ヶ所を終えて当面散策する場所が決まらない。そこで今までに買った散歩の案内書を見返し、まだ行っていないところに行って見ることにした。まずは「関東むかし町歩き」で唯一行っていない「那須烏山」に行くことにする。
栃木県の宇都宮駅から烏山線に乗り換え終点の烏山駅で降りる。烏山と聞けば世田谷区の烏山を思い出すが、ここは栃木県東部の那須烏山市(人口26000人)である。那須家の居城だった烏山城があった時代からの城下町で、那珂川が南北に流れる自然豊かな地。水と良質なコウゾウが採れたことから古くから盛んに和紙が漉かれた。また450年前からの「山あげ祭り」は、国の無形文化財に指定されており、開催時(7月)には10万人の観光客が訪れるそうである。
町を歩いてまず感じるのは、道を歩いている人が皆無ということ、次に古い建物は並んでいるが、歴史を感じるような重厚な建造物がない。街としては活性化のために観光客を取り込もうとするのだろうが、年1回の「山あげ祭り」以外に目玉がない。唯一「龍門の滝」があるがJRで一駅離れているから連動しずらい。栃木県の県庁所在地宇都宮から1時間弱、しかし1時間半に1本程度ではやはりアクセスが悪い。この散歩の本で最後まで残ったのもこういうことなのだろうと思えた。
JR烏山駅
烏山線は途中駅は全て無人駅で終点の烏山駅は駅員一人
スイカが使用不可能なため順番に現金精算を待つことになる
烏山駅前
山あげ会館
山あげ祭りに使う屋台
本物の1/5に縮尺した舞台で8分間祭りを再現、
人間そっくりの人形が訛り混じりで講釈する
舞台
自動的に動く舞台で山あげ祭りの概要が分る
和紙会館
和紙を使った商品の展示即売
クラフト商品の展示即売
島崎酒造
八雲神社
泉渓寺
張り出した根の間に銀杏の実が沢山落ちている
高台に城下町には似つかわしくない近代的な建物
烏山中学校、烏山小学校、こども館が集まっている
太平寺
山門に大きな草履
「からすやま民話」としてこのちには多くの民話がある
「蛇姫様」もその一つ
太平寺は無住職寺
龍門ふるさと館
伝説にまつわる龍が龍神となり奉られている
時々雷鳴とともに珠が光る
大蛇が住むと言う龍門の滝
幅65m高さ20m
この窪みは深く、ここに大蛇が住むと言う
江川
滝の上
蛇姫橋
JR烏山線滝駅へ向かう
滝駅(無人駅)
勝手にプラットホームに入り電車を待つ
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