60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

散歩(塩船観音)

2011年05月13日 09時04分29秒 | 散歩(1)
                           パノラマ写真

青梅にある塩船観音に行くのはもう5度目だろうか。塩船観音の近くに昔からの友人が住んでいて、
彼を知る数人とJR青梅線の河辺駅で待ち合わせ彼の自宅へ向かう。そこで一服させてもらってから
塩船観音を一周し、そのあと彼の案内で青梅や多摩川沿いを歩くことが、毎年の恒例になっている。
毎年ゴールデンウイークの後半がその日になっているが、ツツジも天候に影響されるのであろか、
その時々で見頃は少し速かったり、遅かったりするようである。今年は前日の土曜が雨だった所為か
花や葉に勢いがあり、今までで一番鮮やかな印象であった。

若い頃は春のさくら以外はほとんど花に関心はなかった。それが歳とともになのか、四季折々に咲く
花に関心が向くようになってくる。つばき、梅、菜の花、さくら、フジ、ぼたん、ツツジ、バラ、紫陽花、
コスモス、曼珠沙華、きく等々、特に10年前から散歩するようになってからは、道々に咲く花に目が
止まるようになり、カメラの被写体にもなっていった。そして今では花に合わせて散歩のコースを組み
立てるまでになってきたのである。

若い頃は日々の仕事に追われ、生活に追われ、それ以外のものに関心を向ける余裕がなかった。
仕事のノルマや職場の人間関係にストレスを溜め、くたくたになって休みはひたすら寝ていたかった。
そんな時代から少しは自分を客観的にみれるようになり、コントロールも効くようになってくると、他に
目が向くようになって来たのだろう。しかしその時は既に50歳も半ばを過ぎている。子供達は親の
庇護を離れ自分の道を歩むようになる。女房とはそりが合わなくなると、必然として関心事は自分の
健康や老後の生きがいへと向いてくる。そして自分の人生が残り少ないことを知ることになる。

そんな時、毎年同じ時期に誰に見せる為でもなく、精一杯の花をつける草木に目が向くのである。
その中に自然の摂理を思い、不思議さを感じるのである。そして自分もまた自然の摂理に組み込ま
れた一員であることを知り、草木にも同胞としての慈しみを感じるのであろう。自分が「死」に向うに
当たっての納得を得ようとしているかのようにである。


駅からの散歩

No.316         青梅市塩船観音      5月8日 

塩船観音は大化年間(645年~)に八百比丘尼によって開山された古刹である。「塩船」の名は、
天平年間(729年~)に行基がこの地を訪れ、周囲が小丘に囲まれ船の形に似ているところから、
仏が衆生を救おうとする大きな願いの船である「弘誓の舟」になぞらえて、名付けられたものと伝え
られている。境内には茅葺きの仁王門や本堂等の国指定の重要文化財もある。4月中旬から
5月中旬に境内を取り囲むようにして約2万本のツツジが次々と咲き、近年TVなどで取り上げられ
ることも多くなって有名になりつつある。


                              
                              仁王門

       
                               本堂

               
                               本堂

               

      

      

      

               

               

               

                       
                            平和観音像

      



      


      
                              宗泉寺

               
                               霞川

               
                            勝沼公会堂

      
                         青梅市街を抜けて多摩川へ

                   
                        「夏への扉」という喫茶店

      
                           多摩川釜の淵公園

               
                              多摩川

      
                        釜の淵公園新緑フェスティバル

               
                             フラダンス

      
                          越中おわら「風の盆」流し

        
                      
                 本場の越中おわら「風の盆」の選抜基準は
              27歳以下でほっそりとした女性でないと踊れないとか??

      

   再び市街地へ 
  青梅は昭和レトロで売り込んでいる。街中に古い映画の看板などで演出している。

      

      
                    昭和レトロ商品博物館&茶房となりのレトロ

              
                          昭和レトロ商品博物館

              


              
                         昭和レトロ商品博物館

      
                             バス停

              
                            床屋の看板

              
                         写真屋のショウウインドウ

      
                         「たばこ屋」という喫茶店
             
              
                          店内は全て喫煙席

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