Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、笠山~堂平山

2014年04月13日 | 山歩き

4月13日(日)                天気=晴れ

 

09:50西小分校前→ 10:16笠山分岐→ 10:53~57笠山→ 11:07~10笠山峠→ 11:25~49堂平山→ 12:03剣ヶ峰→ 12:10白石峠→ 12:44~47定峰峠→ 13:08白石バス停→ 13:20西小分校前

 

 私のブログは一応「山歩き」がコンセプト何だが、最近はご無沙汰で看板倒れもイイとこ。そこで今朝唐突に「山へ行こう。」と思いついた。こんな時、山里近い田舎町に住んでると便利である。

 向かったのは奥武蔵の笠山、東武東上沿線、小川町の近郊に在り、低山ながら端正な山容の山だ。我が家から1時間程で登山口の白石集落に着いた。長慶寺駐車場と書かれた空き地に車を停め、最小限の荷物だけ持って出発する。

 定峰峠へ向かう車道を歩き始めてすぐに、左へ分岐する細い林道があった。看板に「あじさいの道」何て書かれており面白そうなので、その道を行く。関東平野の桜は散ってしまったが、山里のせいかこの辺りではまだ満開に咲き誇っている。

 登山口の西小白石分校(廃校)の桜

 林道をクネクネ曲がりながら高度を上げて行くと、標識があり「雪崩被害の為、この先通行止め」と書かれている。でも歩く分には問題無さそうなので先へ進む。

 出発して30分程で「笠山峠→」と書かれた標識があった。ここから登山道が始まる。植林帯の急登だが空気がヒンヤリとしているのであまり汗も掻かない。途中に「防火線造設工事?」を記念する石碑があった。昭和7年に建てられたもので、その頃この辺りは「槻川村」と呼ばれていたらしい。

 昭和7年に建てられた石碑

 しばらく登るとダートの狭い林道と交差した。林道を越え更に登山道を進むと、笠山峠からの道と合流、そこから笠山(837m)までは僅かだった。山頂は以前来た時に比べ、明るい雰囲気で展望も良くなっている。証拠の写真だけ撮り、笠山峠へと降る。峠まで車で上がれるから、ここから笠山へ登る人が多い。

 笠山山頂

 笠山峠から関東平野の眺め

 峠へ降り立つと、今度は堂平山への登りが待っている。登山道は新道と旧道二つあり、道筋が明瞭なので新道を登る。中々急登だったが15分程で堂平山(876m)に着いた。山頂はゴルフ場のように広い草原で、最高地点には堂平天文台が建っている。

 天文台がある堂平山山頂

 堂平山から大霧山方面

 この天文台には90㎝反射望遠鏡が設置されており、完成当時は日本一の大きさだったそうだ。今は地元自治体が管理しており簡易食堂も営業していた。此処まで車道が延びているので、今日も大勢の観光客が訪れていた。

 堂平天文台の90センチ反射望遠鏡

 毎月第2、第4金曜日夜に観望会を開催するそうなので、機会を見つけて一度見学に訪れたいものだ。屋外のベンチでコンビニで買ったオニギリとパンを食い、天文台の内部を見学した後出発する。

 次のピーク剣ヶ峰は今日の最高地点だが、狭い山頂は電波塔施設で占められ展望も無いので休まず通過する。しばらく降ると白石峠に着いた。此処は車道の交差点で、休日とあって行楽客の車やバイクが多い。

 峠から再び登山道に入る。最初は急だが、後は緩やかなアップダウン、樹林帯に気持ちの良い尾根道が続く。樹間越しに先程歩いた笠山や堂平山が見え、だんだん小さくなっていく。急な階段を降ると茶店が営業する定峰峠に着いた。

 定峰峠へ向かう道から笠山(左)と堂平山(右)

 小川町と秩父を繋ぐ車道がこの峠を越えており、行き交う車が絶えず騒音がうるさい。峠から登山道を一気に降る。以外にアッケなく峠から20分程でバスの終点がある白石集落に降り立った。この付近は白やピンクや黄色の花々が咲き乱れ、本当に美しい日本の原風景が広がる。

 白石集落の花々

 ノンビリしたいところだが、早くビールが飲みたい。車のある場所に戻ると快速で我が家へ車を走らせる。1時間足らずで我が家へ着くと、妻が不在を幸いに1人シミジミと喉越しのビールを堪能した。

コメント
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