Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、武甲山~大持山 登山

2014年04月24日 | 山歩き

4月23日(水)         天気=晴れ

 07:10一の鳥居→ 08:23~26大杉広場→ 09:10~55武甲山→ 10:18~21シラジクボ→ 11:03~13小持山→ 11:48~59大持山→ 12:47~51妻坂峠→ 13:18一の鳥居

 

 茨城県笠間市に住む妻の従弟のM恵さんから、「埼玉の山は馴染が無いので一緒に何処か登りませんか。」と電話があった。そこで秩父の名山「武甲山」を案内する事にした。

 昨夕我が家に泊ったM恵さんと我々夫婦3人は、早朝秩父へ向け車で出発する。武甲山登山口の一の鳥居駐車場にはAM7時頃着いた。風も無く穏やかな登山日和だ。

 一の鳥居登山口

 準備を終えると急なコンクリート道をゆっくり登って行く。陽の陰る道路脇には、まだ大きな雪のブロックが残されていた。武甲山は宗教色が色濃い山で、コース沿いには点々と道標が設置されている。最後の道標は「五十一丁目」で、山頂は五十二丁目になるそうだ。

 登り始めてすぐにある滝下の水場は、雪のブロックで埋もれていた。二十七丁目道標の所で最初の休みをとる。登山道沿いの樹林帯は良く手入れされており、清々しい気分で登って行ける。出発して1時間余で大杉広場に着く。此処にはスックリ聳える1本の大杉があり、一息入れるには良い場所だ。

 大杉広場

 ここから先も樹林の中に気持ちの良い道が続く。穏やかな傾斜なので、標高差の割には疲れない。やがて点々と続いた道標の最後「五十一丁目」に着くと、その上には立派な山頂神社があった。神社の脇を通り武甲山(1304m)に着いた。

 五十一丁目道標

 山頂標識は鉄柵に仕切られた断崖の縁にある。断崖はセメント会社により長年削られてできたものだ。今日も採掘する作業音が途切れなく響いている。無粋な光景と思うが、地元にとっては大切な地場産業であるから、我々余所者がとやかく言える筋合いではない。

 武甲山山頂

 誰も来ないのを幸いに山頂の一角でお湯を沸し、しばしコーヒーブレイクとする。山頂から写真を撮っていた時気付いたのだが、断崖を仕切る鋼鉄の柵に落書きが刻まれていた。「アルム山の会ミツイ・・・」や「大成山岳部・・」と名前はまともそうだが、こんなクダラヌ事をする奴は「私はアホです。」恥を宣伝してるようなもんだ。

 山頂から秩父市街の眺め

 他の登山者が来たのを汐に山頂を後にする。大持山への道は、分岐があるシラジクボまで大きく降る。しばらく草原と樹林が織り交ざる気持ちの良い道を進み、小持山への急登が始まった。しばし辛い登りが続く。シラジクボから40分の頑張りでツツジ咲く小持山(1273m)の山頂に着いた。

 シラジクボ分岐

 小持山への急登

 秩父の街から見るガレた姿とは全く異なり、小持山から見る武甲山は緑豊かな山だ。小持山から大持山までは岩尾根で、小さなアップダウンが続く。危険は無いもののけっこう疲れる道だ。途中に展望ポイントがあり、春霞の中に奥秩父核心の山々が眺望できた。僅かな登りで着いた大持山(1294m)は、疎林の中にベンチと標識があるだけの平凡なピークだ。

 小持山から武甲山

 展望ポイントから奥秩父の山々

 大持山山頂

 しばらく休憩した後、下山を開始する。妻坂峠までは標高差400m余の長い降りが続く。この辺りカタクリで有名なので期待したが、道際にポツリポツリと咲いていただけだった。

 カタクリの花

 妻坂峠から右に降ると名郷の集落へ行く。我々は左に曲って降りて行く。所々残雪が残り新緑が鮮やかな下山道だった。峠から30分足らずで登山口の一の鳥居へ戻った。

 一の鳥居への下山道

 車に乗ると西武秩父線、西吾野駅近くの宿「休暇村奥武蔵あじさい館」へ向かう。此処の日帰り温泉が良いと聞いていたので初めて訪れたが、広くて静かで綺麗、評判通りの温泉だった。

 温泉で汗を流すと帰宅の途につき、最寄りの駅でM恵さんとお別れした。今日の山行には満足そうな表情だったが、埼玉の山を彼女は気に入ってくれただろうか。

コメント
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