4月22日(火)
週末、散歩ついでに近所のヤマダ電機店へ立寄ってみた。別に欲しい物がある訳じゃないけれど、「家電オタク」何て言葉があるように、いろんな家電製品を見てるだけでけっこう楽しい。子供がオモチャ屋に行きたがるようなもんだ。
欲しい物は無いと言ったけど、実は星空写真が撮れる一眼レフカメラは何時か手に入れたいと思っている。だけどネット通販の方がはるかに安いからお店で買う気はサラサラ無い。
最新カメラのパンフレット収集でもと思ったが、音も無く店員が寄り添ってきた。売れないお笑い芸人に似た若い男性だった。
彼は私の外見(ヨレヨレの安物ジャージ上下、これで髭でも伸ばして服が破れていれば、立派なホームレスオジサンに変身)を見て、一瞬で「コイツ買う気は無いな」的目線に変わった。
それでも「何かお探しですか?」とおざなりに聞く。気立ての良い私は何か聞いてあげねばと、「実は星空を撮れるカメラが欲しいのだけど何がいいかね。」と無邪気に聞く。
売れないお笑い芸人が、気の無い言葉で幾つかのカメラを説明してくれる。ついでに値段も聞いたが、お話にならない金額だった。早く彼に去って欲しい私は「ありがとう、一寸検討してみます。」と言い、彼はホッとしたように去っていった。
人生の底辺を歩んできた私は、「上から的目線」には凄く敏感だ。外見で態度を変える店員のいる店の商品は、ゼ~ッタイ買わネーゾ。