4月18日(金)
お隣の惑星、火星が2年2か月ぶりに地球に接近中だと小さく新聞に載っていた。数日前、月と並んで赤く輝いていたから興味ある人はすぐに判った事でしょう。
接近とは言っても火星は地球の半分以下の直径しかないし、9200万キロメートル以上離れているから、私の小望遠鏡で観たら「数メートル先の煙草の火」を見てる感じで、辛うじて極冠の白い点が確認できるだけ、正直ところがっかりする。
私の子供の頃は地上から望遠鏡で観測するしか火星を知る術が無かったので、本気で火星人がいて文明があるのではと言われていたが、今じゃ火星の上を無人探査機が駆け廻る時代になってしまったので、詳細が解明されそんな夢想を語る事も無くなった。
火星の実態が明らかになるのは天文学の進歩でもあり、喜ばしい事なのだろうが、夢とロマンが消えてしまったようで何となく淋しい。
先日訪れた堂平天文台の90㎝望遠鏡は毎月第2・第4金曜日に一般開放しているという話だった。又、群馬県の子持山に建つ群馬天文台には何と国内最大級150㎝望遠鏡があり、これも一般公開されているという。
これらの望遠鏡で観たらどんな火星像が見えるのだろう、考えたらワクワクする。何時か必ずや訪れてみたいものだ。