昨日は節分。
季節の始まりを示す立春、立夏、立秋、立冬の前日はいずれも節分なのだが現在では節分といえば立春の前日だけを指している。
年によって日が違うはずだが今年も節分は2月3日だった。
計算上1985年から2020年までは2月3日が節分で2月4日が春分ということになっている。
それでここしばらくは2月3日が節分ということになる。
そしてその日「鬼は外、福は内」という声とともに「豆まき」が行われる。
「鬼は内」というバージョンもあるがなぜかどこでも鬼がかかわるらしい。
この鬼を「カミ」と読んで「カミは内」というバージョンもある。
この鬼はだれかと種明かしすればやはり、穀物の神であり歳神とされる「ニギハヤヒ」なのである。
以前書いたように「23」はニギハヤヒの数なのだ。ヒフミのフミでもあり、フサとも読める。
かれは宇佐の国魂であった。宇佐はUSAの音素を持っている。USAといっても
アメリカのことではない。
これはかれの長い諡号(おくりな)、「天照国照彦天火明奇甕玉饒速日尊」の天照国照の部分に隠されている。
AMATERASU KUNITERASUとなっているが、神名は鏡で逆にすると意味が見える。
逆にするとUSARETAMA USARETINUKとなる。
天照でも国照でもUSAREまでは共通している。
ということでかれが宇佐霊魂(USARETAMA)なのは明白である。
このUSAの音素はかれに関わることが多い。
たとえばSを加えれば父、素戔嗚尊(SUSANOO)
Nを加えれば「神の依り代」とされる幣(NUSA)
Kを加えれば日(KUSA)。
HUSAと読むときの2月3日。
この日人々はかれに向かって豆まきをするがこの豆まきも実は音霊的には「MAMEMAKI」で
天開き(AMEAKI)の変化形なのだ。われわれは鬼を追い払っているようで
実は知らず知らずの内にかれに天開きを祈っているのだ。
それではなぜ生豆ではだめで炒り豆を使わなければならないのか。
一考いただきたい。
それはIRIMAMEの音霊が「入り天(IRIAME)」に通じるので
「天開き」で開いた天に入るということなのである。
果たして今年、天は開いてわれわれはそこに入れるのか。
fumio
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