monologue
夜明けに向けて
 




三四、 飛ぶ鳥は撃たれた
    闇に走る者達の
    「聖なる剣」によって

三五、 冷静なる知恵者よ 心で見よ
    全ての「聖なるもの」は 神の
    御業のしるしであり 名前では無い
「光の黙示録」より


538年(宣化三年)に百済の聖明王が釈迦仏像や経論などを朝廷に贈り仏教が公伝された。587年(用明二年)神道護持仏教反対派物部守屋と仏教導入派蘇我馬子が対立して争い物部氏は滅びた。592年、馬子は崇峻天皇を暗殺し、女帝推古天皇を立てた。厩戸皇子(聖徳太子)が摂政となり604年(推古十二年)には、冠位十二階を制定し、憲法十七条をつくり、仏教の興隆に力を注ぎ国家体制を築いた。

 「飛ぶ鳥」飛鳥時代。「闇」すなわち、八(出雲)から三(日向)にするべく走る者達の「聖なる剣」によって神道護持派物部氏は撃たれた。「聖」は「聖明王」や「聖徳太子」に含まれるがそれは名は体を表すものであったのか。本物の聖であるかどうかは成した業によって決まる。
fumio

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