わたしはサンフランシスコ旅行中曲想を得た「カリフォルニア・サンシャイン」を宮下富実夫たちとのセッションで試しに披露すると宮下はタンバリンを叩き演奏に参加してくれて思いのほかみんなの評判が良かったのでレコード化を心に決めた。
ベースとヴォーカルを頼まれていたバンドが解散状態になってひとりでエンターティナーの仕事をするようになると自由になったのでいよいよ宮下富実夫の使っていた多重録音機ティアック8トラック・レコーダーの後継機、タスカム8トラック・レコーダーとコンソール(調整卓)を購入した。
そしてプロフェット5、ヤマハDX7などのシセサイザーにMXRドラムマシンにスネアドラム、そしてエフェクター類、ノイマン・マイクなどの録音機材をスタジオと呼べるほど一通り揃えて「カリフォルニア・サンシャイン」の多重録音にとりかかった。
fumio
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