monologue
夜明けに向けて
 





95/11/09はじかみの色立つ午後、酒匂(サカワ)の戒めが解かれる…十種神宝

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  このインコはどうもなにかを祈っているのか、頼んでいるように見える。「酒匂(サカワ)の戒め」をわたしたちこのブログに集う仲間に解いてくれと言っているらしい。

  それではできるかどうか、とにかくなんとか解いてみよう。逆竜(サカワ)の「居まし目」とはニギハヤヒの霊数九の目であった。そこでかれは九理を司っていたが「九目」での役目を解かれついに「十理」を司る時が来たのだ。「九目」とは「粂」。それを解けば「久」と「米」である。
 
  普段、わわれわれは「米」をコメとカタカナ書きすることはない。それは米と書けばほとんど主食である米を意味し、他には米国を意味する程度だから。「米」をイメージとして捉えれば宇宙の始まりのビッグ・バンの模様に見える。ビッグ・バンだけでは宇宙はできない。大爆発のあと消えてしまいそう。宇宙の創造には紀国屋文左衛門の○に十のマークや「田」の字に示される絶え間ない小爆発の回転の創造力が必要なようだ。「米」という文字はその創造のための爆発を示すのである。われわれの人体という小宇宙でも絶え間ない燃焼が行われている。細胞はAUM(誕生、維持、破壊、死)というワンセットの工程を繰り返す。破壊、死がなければ良いのにという人もいるがつぎからつぎに新たな細胞が生まれて維持されるだけでは身体が永遠に巨大化し続けついには宇宙からはみ出る。前の細胞が死ぬことによって新たな細胞と入れ替わり生き生きした若々しい人体を維持することができるのだ。

 「米」とは中心のチョンが縦横のみならず、あらゆる方向に進んだ図なのだ。そして それが本当のひかりのことである。「米」こそが本来の創造の「ひかり」を意味して宇宙と人の根底のエネルギー、宇宙エネルギーの本体なのだ。「久」と「米」とはエターナル・エネルギー、永久(とわ)の光りを意味する。酒匂(サカワ)の戒めが解かれて九の目に居たニギハヤヒは永久(十輪とわ)の光りへと昇華するのである。
fumio


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