monologue
夜明けに向けて
 

金鵄  



 95/1/18 最後の錦糸束を纏めるには、新たなる輪が必要だ‥カミは火と水。
 04/17 十字に切られた印の下、燦々と降り注ぐ叡智を無駄にする勿れ

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  最後の錦糸束の「錦糸」を『日本書紀』の記述で、初代天皇となる神武天皇が長髄彦と戦っている際に、金色の霊鵄が天皇の弓に止まると、その体から発する光で長髄彦の軍兵たちの目がくらみ、天皇軍が勝利することができたとされる、この霊鵄「金鵄」ととれば、これは天皇即位礼の日に、紫宸殿(ししんでん)の前庭に立てられる錦旗大錦旛、金鵄が刺繍されている霊鵄(れいし)形大錦旛のことになる。「金鵄」とは各地の「黄金の鷹」伝説で知られるニギハヤヒのひとつの姿で弓もかれの象徴である。
日本書紀は日向族の都合のいいように歴史を歪曲してしまった。神武(伊波礼彦)天皇は東征したわけではなく日向の末子相続人の熊野楠日と玉依姫のもうけた末子が磐余彦(イワレヒコ)で相続人だったので 大和の大王ニギハヤヒの末娘相続人御歳(伊須気依姫)と大和で娶(めあわ)せられ養子に入ったのだった。 書紀の編纂者はニギハヤヒから大和の大王の位を継承したことを金鵄伝説という形で伝えたのであった。
「燦々と降り注ぐ」の燦々は三かける三で九でニギハヤヒの数霊、「降」はかれの幼名、フルを暗示、「注」は水を治める主としてのニギハヤヒを暗示している。つまりこのメッセージすべてがニギハヤヒを示しているのである。
fumio






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