父オバマ・シニアがムスリム(イスラム教徒)であり、「ムスリムの子は自動的にムスリムになる」とされているのでオバマ大統領自身もフセイン(伏せ陰)というアラビア語の名前も名乗り続けている。かれは "That my father looked nothing like the people around me—that he was black as pitch, my mother white as milk—barely registered in my mind."「父は、まわりの人たちとは全然違う人に見えた。父は石油のように真っ黒で、母はミルクのように白く、それが心の中でわずかに抵抗があった」と回想している。黒人と白人の混血という灰色の陰がかれの以後の社会活動の原動力になっていたのだ。