週末の海外ニュースの最大の話題は メディア王、ルパート・マードック氏率いる国際メディア企業ニューズ社傘下の英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」が有名人の携帯電話などの盗聴疑惑を認めて10日付の紙面を最後に廃刊し、168年の歴史に幕を下ろした、ということであった。 マードック氏といえば今をときめく米国フォックステレビのオーナーである。オーストラリア出身で英国の大衆紙サンを買収し米国では21世紀フォックス映画もかれの手中に収まりつぎつぎにメディアを傘下において世界のメディア王として君臨している。今回の「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の廃刊はその世界戦略の一角が崩れたようだ。フォックスニュースはCNNを視聴率で上回るようだがブッシュ前大統領のような新保守主義的で識者層には好まれないという。マードックグループの今後の方針転換を期待している。
fumio
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