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石清水八幡宮の鳩
社会 世界 歴史
/
2012年07月06日
昨日、BSジャパン #新#GRACE of JAPAN~自然の中の神々~」で京都府八幡(やわた)市の石清水八幡宮を採り上げていた。
その創建譚は、「貞観元年(859年)、空海(弘法大師)の弟子であった南都大安寺の僧行教が宇佐神宮に参詣した折に「われ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との神託を受け、翌貞観2年(860年)、清和天皇の命により社殿を建立した。」という。
勧請元の八幡宮総本宮たる宇佐神宮よりも格上とされ、清和源氏が氏神として信仰したことから頼義・頼朝による鶴岡八幡宮を始めとして、数多くの八幡宮が勧請されている。 平清盛らが八幡宮の臨時祭で舞人を演じた。
一の鳥居の額が面白くて一条天皇の勅により藤原行成が書いていたものを松花堂昭乗が元和5年(1619年)に書写し、銅製の額に打ち出したというが「八」の字は、向かい合った二羽の鳩が顔を外に向けた形に作られている。その鳩は宇佐八幡から京都までの道中案内した鳩を模しているという。宇佐神宮の表向きの祭神は八幡なので一応 誉田別命(ほんだわけのみこと) 、 第15代応神天皇ということになっているが陰に隠れた本当の主祭神は天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(ニギハヤヒ)なので「われ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」と託宣し鳩の姿で都にやってきたのもかれ(ニギハヤヒ)なのである。九州では遠すぎて腕が揮えなかったのだ。宇佐八幡に降りた時は鷹の姿だったが都へ行くときはやさしい鳩の姿を借りたのである。
目の前で繰り広げられる源氏や平家の興隆衰亡を目にしてなにを思ったのだろう。どちらにも応援したのだろうか。
fumio
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