monologue
夜明けに向けて
 



今日は母方の祖母、山下サキの命日。
かの女は1893年(明治26年)に生を享け、1980年(昭和五十五年)三月七日に八十七歳で世を去った。
わたしは幼いころ、京都の松原通と五条の間にあった祖父母の家に毎日母が仕事に行って終わって迎えにくるまで預けられていた。かの女は50代の終わり頃から高野山参拝に毎年行っていた。地主神、台与さんに関わりがあったのだろうか。

かの女は晩年、久御山町のわたしたちの家に引き取って庭に作ったプレハブの離れで暮らした。いつも夕食を持っていくとテレビで相撲やキックボクシングを見ていたのを覚えている。
格闘技が好きだったようだ。サキさん、今日は夕食に赤飯を炊く用意をしましたからね。一緒に食べましょう。
ご相伴させていただきます。合掌…。
fumio


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