monologue
夜明けに向けて
 




ホホデミの炎の剣を ハジベの所へ
持って行け
青龍の吐く息で精錬せよ
冥府の従僕を眠らせ 赤龍を呼べ
赤龍の吐く息を従僕の裡に呼び込み
炎最大となった時に ホホデミ青龍剣を
振り下ろし 炎の根元から切り分けよ
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『日本書紀』には「事代主神化爲八尋熊鰐 通三嶋溝樴姫 或云 玉櫛姫 而生兒 姫蹈鞴五十鈴姫命 是爲神日本磐余彦火火出見天皇之后也」とあって神武(磐余彦)の妻、伊須気依姫(蹈鞴五十鈴姫)の父が事代主神であるという。青龍の吐く息で精錬すると、日本の歴史から隠されていた本当の父、饒速日(ニギハヤヒ)の姿が浮かび上がる。
ニギハヤヒは出雲の長、須佐之男命の第五子でスサノオの器量を受け継いだ後継者だった。幼名はモンゴル系の「 フル」だったが和名は「歳」と名付けられ九州で活躍する頃には「大歳」と呼ばれた。須佐之男に饒速日(ニギハヤヒ)という名を授かり近畿地方に入って大和を建国し、速き水を治める者として統治した、実質上の初代天皇であった。逝去してからは神上がりして大物主と呼ばれ三輪山に祀られた。当時、政権を得た勢力は実質上の初代天皇がニギハヤヒという不都合な真実を隠すためにかれの名をあらゆるところから消し去った。ニギハヤヒ関連の書は偽書ということにしたのだった。
fumio

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