monologue
夜明けに向けて
 



ホホデミの炎の剣を ハジベの所へ
持って行け
青龍の吐く息で精錬せよ
冥府の従僕を眠らせ 赤龍を呼べ
赤龍の吐く息を従僕の裡に呼び込み
炎最大となった時に ホホデミ青龍剣を
振り下ろし 炎の根元から切り分けよ

ARION「光の黙示録」より
----------------------------------------------
神武天皇は当時、鉄を製造していた大和のタタラの王、饒速日の跡取り娘、伊須気依姫に婿入りして後継者となったので「磐余彦火々出見尊(いわれびこほほでみのみこと」)と岩鉄を炎で精錬する蹈鞴(タタラ)製鉄の作業が名前に組み込まれるほど古代の製鉄産業を支えたのだった。しかし、日向族の子孫はそのことを不満に思い「神武東征」という武勇伝にしてしまった。政権を維持してゆくには一族の誉れ、レジェンドが必要だったのだ。偉大なる初代天皇、神武以上の存在、舅のニギハヤヒの名は邪魔だった。文書の没収、改竄が行われて不都合な真実が隠された。しかし不都合でも真実はいつの日かこうして明かされる。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )