震災がれきの広域処理が3.11の1周年以降少し進みだしたようだ、1周年当日のマスコミの集中的報道や静岡県島田市の英断に触発されたといえる。
震災の復興のため積極的に受け入れ被災地域に協力すべし、と村長を含め多くの方が思っているはず、しかし放射能を心配し「絆というきれいごとで放射能を拡散していいのか」「子供に与える影響が怖い」等々の意見も多い。
その意見も当然といえる、これらの意見・思いに対しては地域別がれき別の放射能測定データの開示、更に焼却後データも開示等の措置が必要なことは論を待たないが、何より政府と国民との信頼回復が一番だ。
1年前のフクシマ第一原発の事故発生当初から政府発表は大本営発表だった、それは民間事故調によって裏づけられ疑惑は確信へと変わった、この信頼回復はかなり厳しいが政府は努力しかない。
もう一つ政府の発表が悪いのかマスコミの論調がおかしいのか不明ですが、何と震災がれきの広域処理とは岩手・宮城のがれき2千万トンのうち400万トンで全体の2割りだそうだ。
それでも跡地にがれき処理場を建つことが出来復興は進むそうだ、村長この中国新聞の社説を見たとき「だったら早く言え」と感じた、村長のように震災がれきと一言で聞けばフクシマも含めて全てと感じる。
まぁ まさかフクシマの基準値をオーバーしているものは含めないとは思ってましたが、それにしても「震災がれき」の言葉が先行しすぎた、どこの地域のどのがれきで施セシウム量はこのくらいで、広域に回す量は400万トンとか具体的に言え。
何か、絆だ頑張れ東北と言いながら震災がれきも受けないのか・・・との不毛の議論をさせただけではないか、これもやはり政府の取り組み姿勢の問題だ。
どうしてもっと親切丁寧に自治体に国民に始めから説明できないのか?それとも当初は別の大きなこと検討していたのか等・・・また疑ってしまう。
信頼関係がないから基準値もセシウムの測定値も全てかんぐってしまう悪循環、それでも多くの国民は被災地に何とか早く復興してほしいと思っている。
いずれ条件が整えばほとんどの自治体で受け入れてもらえると考えている村長。
その国民の良心を踏みにじるなよ、政府・民主党。