


昨日行ったおのみち歴史博物館の「和作と菱雨ー幻の二人展」。
尾道市の名誉市民である画家 小林和作、没後40周年を記念した特別展だ。
小林和作は尾道に、それこそ40年も住んでいたので市民にはなじみ深い画家、対し
高橋菱雨はなじみがない。
それもそのはずで、小林和作とは京都市立工芸学校・同絵画専門学校の同級生、和
作は洋画に転向し絵の道に進み、菱雨は才能を惜しまれながら、美術の道をあきらめ
岡山県内のお寺を継ぎ僧侶となった人。
その二人が、和作の生前の昭和49年 再開し二人展を約束したそうだ、がしかし和作
はその後事故で他界、約束が果たされるまま40年が経過したそうである。
そして没後40年の記念行事を企画している時、菱雨の妹さん(だったと思う姉かも?)
から幻と終わった40年前の「二人展」の話しが、記念行事関係者に連絡があり、本特別
展が実現したようだ。
村長は中国新聞のローカル欄で、このエピソードや記念特別展の開催を知り、これは
是非に行って見るべしと訪れた次第。
二人展そのものは展示作品はそれほど多く無く地味、しかしそー言ったエピソードを
思いつつ見ると一味ある。
更に、和作が日本画で高位入選した作品が展示され、その後 頭打ち?となり洋画に転
向した・・・なんて、あまり知ってなかった。
おかげでいい勉強になりました。
開催期間は 平成27年1月12日まで。
最後におまけ 会場のおのみち歴史博物館の建物、これ広島銀行の建物古いが
しっかりしてますぞー、広銀の発祥の地は尾道市、尾道商人の栄華みるようで・・・
