今朝は退院してきた母とリハビリを兼ねて、散歩に行きました。
元々、母は健康のために、ひとりで早朝に歩いていたのですが
こうして一緒に歩くのは、そうえば初めてだ!と、改めて気付いて
嬉しい反面、急に母が年老いてしまったような気がして
複雑な思いがしました。
5時50分に出発。
「こんなに遅い時間に歩くのは初めてだわ」
でも明るいと、景色がみえていいねと、母。
私は最近、こんなに早く散歩に出たことがなかったので
涼しくて、空気の匂いが違うのに感動しました(^m^)
テイカカズラの花びらが散って、道が白くお化粧しているようでした。
いつも行くお寺と神社とお地蔵さまに、退院のお礼をして
山の道へ向かいました。
いつの間にか、麦の色がこんなに変わってる・・・
「ホタルも、もうそろそろだね」
この場所に立って、桜を眺めたのが、つい昨日のことみたいです。
山の道に入った途端、空気がひんやりとしました。
「今、変わったよね」
「うん、ぜんぜん違う!」
主語が無くても、分かるのが面白いです(笑)
リハビリの散歩だから、母のペースに合わせてゆっくり歩こうと思っていたら
普段の私が歩くペースと同じか、母の方が早いくらいです(^^ゞ
植物が好で、その興味の対象が、葉の形だったり、生態だったりするところも同じなので
のろのろ歩きながら、立ち止まっては、枝を見上げて、触れた葉の質感を楽しんだり
私は見つけた虫の写真を撮ったり・・・(^^♪
「葉っぱって、きれいだよね」「本当に感動するね」なんて話していたら
前から歩いてきた女性に、何を見ているんですか?と尋ねられました。
「鳥です・・・」
葉の裏側がきれいで、ひっくり返しているんですよ~とは、言わないの(笑)
春に咲いた花が、次々と果実になっていきます。
ウスノキの実を見つけました。
食べられるよ、それ。と母が言うので、ひと粒もらってきました。
家で食べてみたら、懐かしいキイチゴの味がしました(#^.^#)
面白くて、ちょっと歩き過ぎたみたいです(^^ゞ
いつか、こんな日々が、思い出になるときがくるのかなぁ・・・
そう思うと切なくなってしまいますが、みんな通るみちですね。
大切に大切に、時間を過ごしたいと思います。