朝の散歩で「ハラグロオオテントウ」を見つけました。
よく見かける「ナナホシテントウ」の
2~3倍も大きくて
日本最大級のテントウムシだそうです。
状態がきれいなので、羽化したばかりかな?と思いましたが
ハラグロオオテントウの幼虫は
桑の葉の害虫とされる「クワキジラミ」を食べます。
なので、お母さんテントウは卵を桑の葉に産みます。
この子はニセアカシアの葉の上にいたので
もしかしたら越冬した子なのかも。
ちょっと失礼して、裏返してみました。
うん、やっぱりお腹が黒いね(^m^)
「ハラグロ」の名前の由来です。
でも、他のテントウムシのお腹も、ほぼみんな黒いとか・・・
人が簡単につまんでひっくり返せるサイズだから
「おっ!お腹が黒いわー」と、命名者の第一印象だったのかな(笑)
*
ああ、そう言えば・・・
何年か前に、このてんとう虫の幼虫を見つけて
初めて見るその姿が衝撃的過ぎて
家に持って帰って、観察しことを思い出しました。
ちょうど今頃の季節で・・・いつだったかな。
写真を探してみたら、ありました\(^o^)/
2017年5月30日、もう4年も前でした。
朝の散歩でちょっと休憩、立ち止まったときに
ちょうど目の高さの位置にある、桑の木の葉で
この子と目が合いました。
上の写真は、画像編集で明るくしてあるけど
実際はこんな感じの、薄暗い中にいる
トゲトゲヘルメットを被った「チョッパー」似の
謎の生物でした(笑)
この時点では、これが何なのか分からないし
トゲに毒があって、刺すのかしら?(ll゚д゚)とか
写真だけ撮って帰宅して、仕事に行きました。
夕方、仕事から帰ってから、どうしても気になって
もう一度桑の木を見に行くと
謎の生物は朝と同じ格好で、同じ場所にいました。
調べても名前が分からなかったので、飼ってみることにしました(^-^)ゝ
うちに来て、しばらく見ていると、脚を踏ん張って
お尻(写真の左側)を葉っぱにスリスリし始めました。
何をするんだろう?
次の日お昼頃に、部屋に見にいってみると
うわー!色が変わってる(ll゚д゚)
よく見ると、脱皮したみたいです。
脱いだ皮が、お尻の下にクシュクシュと丸まっていました。
お尻スリスリは、脱皮のため、体を葉に固定していたんですね!
そして、夕方になると
体の色がうすいオレンジ色に変わってきました。
これは・・・見覚えが有るような無いような・・・
ポツポツと黒い点も・・
もしかして、てんとう虫??
「桑の葉 テントウムシ」で探したら
すぐに「ハラグロオオテントウ」がヒットしました。
とってもきれいな虫です!この子に会えるの?(#^.^#)
4日後、サナギの色が少し濃くなって
黒い点が、はっきりしてきました。
**
朝の日課、サナギの様子を見てみると
この日は見慣れない姿がありました。
「あれ?なんだかツルンとしてない?」
やったー!!
脱皮したんだ。
蛹化してから、ちょうど1週間後でした。
脱皮した直後は、体の色は真っ白だそうです。
他の昆虫と同じように、天敵の少ない
夜中か、明け方に脱皮したのかな。
脱いだ殻を食べるかと、しばらく見ていたけど
てんとう虫は、食べないみたいです(^-^)ゝ
飼育ケースの中を歩き始めました。
初めて見るハラグロオオテントウです。
本当にお腹が黒いの、実物を見られて感動しました(笑)
羽化したてで、まだぼんやりしているのか
逃げもせず
可愛いポーズで写真を撮らせてくれます。
なんてきれいなんだろう(n´v`n)
指を近づけると、すぐに登ってきました。
てんとう虫は飛ぶとき
必ず枝先の一番高いところまで登ってから
その先端で翅を広げて飛んでいきます。
天に向かって飛び立つ様子が
「天道虫」の名の由来だそうです。
***
名残り惜しいけど、お別れの時です。
幼虫がいた桑の木に、てんとう虫を放しに行きました。
屋外で見る翅の色は、滴るような美しさです。
ハラグロオオテントウの「星の数」は16個。
サナギの時の黒点と同じ数でした。
てんとう虫の寿命は、約2カ月ほどですが
ハラグロオオテントウは、越冬して1年半も生きるそうです。
しばらく葉っぱにくっ付いていたけど
故郷の葉だって、分かったのかな(笑)
テクテク歩いて、葉の裏に消えていきました。
元気でね!またどこかで会えるかな(^^)/
****
それから1カ月後
朝の散歩で川沿いの道を歩いているとき
ネムノキの葉に、ポツンと赤い色が見えました。
ハラグロさん!
また会えちゃいました(#^.^#)
葉の上には、数匹のハラグロオオテントウがいました。
この時は、クワキジラミがいないネムノキに
なぜ集っているのか、疑問には思わなかったのですが
今回、ハラグロオオテントウの生態を調べていたら
その理由が分かりました。
ネムの花が開花する頃、花に集まる小さな虫を食べるために
桑の木からネムノキに、みんなで引っ越してくるそうなのです!
そうかぁ、可愛い姿をしていますが、てんとう虫って
肉食の大食漢ですからね。
小さな(大きいけど)てんとう虫の、すごい本能です。
5月になって、今年もまた
ハラグロオオテントウが見られる季節です。
散歩のときは、桑の葉を裏返しながら歩きたいと思います(#^.^#)
よく見かける「ナナホシテントウ」の
2~3倍も大きくて
日本最大級のテントウムシだそうです。
状態がきれいなので、羽化したばかりかな?と思いましたが
ハラグロオオテントウの幼虫は
桑の葉の害虫とされる「クワキジラミ」を食べます。
なので、お母さんテントウは卵を桑の葉に産みます。
この子はニセアカシアの葉の上にいたので
もしかしたら越冬した子なのかも。
ちょっと失礼して、裏返してみました。
うん、やっぱりお腹が黒いね(^m^)
「ハラグロ」の名前の由来です。
でも、他のテントウムシのお腹も、ほぼみんな黒いとか・・・
人が簡単につまんでひっくり返せるサイズだから
「おっ!お腹が黒いわー」と、命名者の第一印象だったのかな(笑)
*
ああ、そう言えば・・・
何年か前に、このてんとう虫の幼虫を見つけて
初めて見るその姿が衝撃的過ぎて
家に持って帰って、観察しことを思い出しました。
ちょうど今頃の季節で・・・いつだったかな。
写真を探してみたら、ありました\(^o^)/
2017年5月30日、もう4年も前でした。
朝の散歩でちょっと休憩、立ち止まったときに
ちょうど目の高さの位置にある、桑の木の葉で
この子と目が合いました。
上の写真は、画像編集で明るくしてあるけど
実際はこんな感じの、薄暗い中にいる
トゲトゲヘルメットを被った「チョッパー」似の
謎の生物でした(笑)
この時点では、これが何なのか分からないし
トゲに毒があって、刺すのかしら?(ll゚д゚)とか
写真だけ撮って帰宅して、仕事に行きました。
夕方、仕事から帰ってから、どうしても気になって
もう一度桑の木を見に行くと
謎の生物は朝と同じ格好で、同じ場所にいました。
調べても名前が分からなかったので、飼ってみることにしました(^-^)ゝ
うちに来て、しばらく見ていると、脚を踏ん張って
お尻(写真の左側)を葉っぱにスリスリし始めました。
何をするんだろう?
次の日お昼頃に、部屋に見にいってみると
うわー!色が変わってる(ll゚д゚)
よく見ると、脱皮したみたいです。
脱いだ皮が、お尻の下にクシュクシュと丸まっていました。
お尻スリスリは、脱皮のため、体を葉に固定していたんですね!
そして、夕方になると
体の色がうすいオレンジ色に変わってきました。
これは・・・見覚えが有るような無いような・・・
ポツポツと黒い点も・・
もしかして、てんとう虫??
「桑の葉 テントウムシ」で探したら
すぐに「ハラグロオオテントウ」がヒットしました。
とってもきれいな虫です!この子に会えるの?(#^.^#)
4日後、サナギの色が少し濃くなって
黒い点が、はっきりしてきました。
**
朝の日課、サナギの様子を見てみると
この日は見慣れない姿がありました。
「あれ?なんだかツルンとしてない?」
やったー!!
脱皮したんだ。
蛹化してから、ちょうど1週間後でした。
脱皮した直後は、体の色は真っ白だそうです。
他の昆虫と同じように、天敵の少ない
夜中か、明け方に脱皮したのかな。
脱いだ殻を食べるかと、しばらく見ていたけど
てんとう虫は、食べないみたいです(^-^)ゝ
飼育ケースの中を歩き始めました。
初めて見るハラグロオオテントウです。
本当にお腹が黒いの、実物を見られて感動しました(笑)
羽化したてで、まだぼんやりしているのか
逃げもせず
可愛いポーズで写真を撮らせてくれます。
なんてきれいなんだろう(n´v`n)
指を近づけると、すぐに登ってきました。
てんとう虫は飛ぶとき
必ず枝先の一番高いところまで登ってから
その先端で翅を広げて飛んでいきます。
天に向かって飛び立つ様子が
「天道虫」の名の由来だそうです。
***
名残り惜しいけど、お別れの時です。
幼虫がいた桑の木に、てんとう虫を放しに行きました。
屋外で見る翅の色は、滴るような美しさです。
ハラグロオオテントウの「星の数」は16個。
サナギの時の黒点と同じ数でした。
てんとう虫の寿命は、約2カ月ほどですが
ハラグロオオテントウは、越冬して1年半も生きるそうです。
しばらく葉っぱにくっ付いていたけど
故郷の葉だって、分かったのかな(笑)
テクテク歩いて、葉の裏に消えていきました。
元気でね!またどこかで会えるかな(^^)/
****
それから1カ月後
朝の散歩で川沿いの道を歩いているとき
ネムノキの葉に、ポツンと赤い色が見えました。
ハラグロさん!
また会えちゃいました(#^.^#)
葉の上には、数匹のハラグロオオテントウがいました。
この時は、クワキジラミがいないネムノキに
なぜ集っているのか、疑問には思わなかったのですが
今回、ハラグロオオテントウの生態を調べていたら
その理由が分かりました。
ネムの花が開花する頃、花に集まる小さな虫を食べるために
桑の木からネムノキに、みんなで引っ越してくるそうなのです!
そうかぁ、可愛い姿をしていますが、てんとう虫って
肉食の大食漢ですからね。
小さな(大きいけど)てんとう虫の、すごい本能です。
5月になって、今年もまた
ハラグロオオテントウが見られる季節です。
散歩のときは、桑の葉を裏返しながら歩きたいと思います(#^.^#)