日本国
新潟県と山形県の県境に位置する
標高555mの山です。
登山口のある旧山北町小俣地区は
出羽街道の宿場町で
芭蕉や出羽三山への信者が通りました。

<地図を時計回りに周遊します>
*
残念ながら
戊辰戦争でほとんどの家屋は
焼失してしまいましたが
当時の面影を残す街並みが
歩いて15分ほど続いています。
∨
山の名前には
歴史をさかのぼる必要があります。
<現地の案内板から>
*
その1<飛鳥時代>
崇峻天皇の第一皇子:蜂子皇子が晩年
故郷飛鳥の方向を指して、これより先は
やまとのくに(日本国)と仰せられたという。
*
その2<江戸後期>
この山で捕らえた見事な鷹を
徳川十代将軍家治に献上したところ
天下無双な鷹だから、獲れた山を
日本国と名づけよと賞した。
∨
小俣からの登山口は2つあり
一般的なルートである
旧小俣小学校から登ります。
敷地内に駐車場やトイレがあり
体育館やプールなど
建物には小学校だった痕跡が
残っています。


*

∨
先客は
ツアーのマイクロバス1台と
愛知ナンバー1台・軽トラ1台
駐車場の反対側に乗用車がもう1台
*
程なく
畑仕事の道具を持って。
軽トラの持ち主が現れました。
春は
畑での仕事が多いですから
不思議ではないのですが
歩く姿が平均寿命に近いように見える
老夫婦でした。
二人とも一緒に生涯現役だなんて
うらやましい限りです。
∨

登山口の鳥居の向こうは
植林された杉林が見事に整備され
山とともに暮らした
先人の勤勉さが見えるようです。

∨
登り始めてまもなく
ラジウム清水という水場があります。

目や胃腸病に効能があるそうです。
清水の脇に
スミレとユキツバキが
出迎えてくれました。


∨
植林された杉の林をしばらく進むと
雑木林になります。

少し展望が開け
タムシバのつぼみがあったので
かなり遠いが写真を撮りました。

感激するほどピントが合って
新しいカメラに期待が高まります。
∨
30分弱で
ベンチのある松が峰広場に着きました。
<写真消失>
写真が少しゆがんでいる気がするのは
地面の形状のせいでしょうか?
ここには
ヤマザクラがちらほら咲いていました。

∨
所々に
手書きの樹名板があり
墨で書かれたようなその文字は
学校の先生か書道の先生か
ていねいな筆跡でした。

∨
杉林と雑木林が入り混じる登山道は
尾根道となり
何羽もの蝶が舞っていました。
*
黄色と黒の模様は
ギフチョウでしょう。
動きが早く
近くに止まらないので
写真に撮れませんでした。
*
もう一羽
角田山浦浜コースで見た
ヒオドシチョウ
今回は近づくことができました。

∨
ブログの写真の
容量がいっぱいになりました。
つづきをお楽しみに
see you