「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

否認を超えて : 変えられないものを受け入れること (そして、 変えられるものを変えるということ)

2015年06月01日 21時21分49秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 難しいことですが、 変化は可能です。
 
 けれども、 ボーダーラインの人 (BP) にとって、
 
 変化は あなたにとってよりも厳しいのです。
 
 ボーダーライン (BPD) の 9つの特徴を示す人は、
 
 自分の障害を否定しながら、 他の人の中には その障害を見出すのです。
 
 ノン・ボーダーラインの人 (non-BP) は、
 
 BPDの診断が付くと 安堵する人がいる一方で、
 
 障害を一時的なつまずきと 考える人もいます。
 
 時間の経過, 愛情, セラピーによって、 消滅すると考えるのです。
 
 多くのnon-BPは、 BPを変化させようとします。
 
 あるいは、 BPの要求に応えるため、 自分を変化させようとします。
 
 しかし 課題を達成したときには、
 
 また別の 不可能な課題の実現を 求められるのです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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