難しいことですが、 変化は可能です。
けれども、 ボーダーラインの人 (BP) にとって、
変化は あなたにとってよりも厳しいのです。
ボーダーライン (BPD) の 9つの特徴を示す人は、
自分の障害を否定しながら、 他の人の中には その障害を見出すのです。
ノン・ボーダーラインの人 (non-BP) は、
BPDの診断が付くと 安堵する人がいる一方で、
障害を一時的なつまずきと 考える人もいます。
時間の経過, 愛情, セラピーによって、 消滅すると考えるのです。
多くのnon-BPは、 BPを変化させようとします。
あるいは、 BPの要求に応えるため、 自分を変化させようとします。
しかし 課題を達成したときには、
また別の 不可能な課題の実現を 求められるのです。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕