BPDを理解したあと、 以下のうちの ひとつが起こるでしょう。
・ あなたは BPDが問題であることを否認し、 何もしません。
現状がそのまま君臨します。
・ BPは BPDが問題であることを否認します。
あなたがおかしくなることを除いて、 現状が続きます。
・ あなたは BPをありのままに受け入れて、
あなたとBPから 幸福が剥奪されることを許してしまいます。
・ あなたは BPをありのままに受け入れようとしますが、
色々なスキルを用いて 自分を守ります。
セラピストにかかることもあるでしょう。
・ あなたとBP, あるいは 二人のうちの一方が、 知的レベルでBPDを学びます。
その結果、 変化があるかもしれませんし、 ないかもしれません。
・ BPは、 BPDを抱えているのは あなただと責め立てます。
あなたは、 共依存の問題を 見つめるのを避けるため、
BPDに意識を集中します。
・ BPは、 問題は認識しますが、 変化する努力はほとんどしないでしょう。
経験の浅いセラピストに かかるかもしれません。
・ BPは問題を認め、 障害を克服するために 精神科スタッフと努力するでしょう。
(数年かかるでしょう。)
non-BPは治療を補強し、 自分自身の問題に向き合うことが 期待されます。
あなたが BPをどれほど愛していようと、
BPに自分自身を愛するよう 強要することはできません。
BPは 専門家の援助を受けながら、
自分自身の悪魔を 征服しなければならないのです。
変化は容易ではありませんが、 non-BPも変化する必要があります。
それぞれが自分の問題に対しては、 完全に責任を負うべきなのです。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕