「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

関係の成果

2015年06月03日 19時54分55秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 BPDを理解したあと、 以下のうちの ひとつが起こるでしょう。
 
・ あなたは BPDが問題であることを否認し、 何もしません。
 
  現状がそのまま君臨します。
 
・ BPは BPDが問題であることを否認します。
 
  あなたがおかしくなることを除いて、 現状が続きます。
 
・ あなたは BPをありのままに受け入れて、
 
  あなたとBPから 幸福が剥奪されることを許してしまいます。
 
・ あなたは BPをありのままに受け入れようとしますが、
 
  色々なスキルを用いて 自分を守ります。
 
  セラピストにかかることもあるでしょう。
 
・ あなたとBP, あるいは 二人のうちの一方が、 知的レベルでBPDを学びます。
 
  その結果、 変化があるかもしれませんし、 ないかもしれません。
 
・ BPは、 BPDを抱えているのは あなただと責め立てます。
 
  あなたは、 共依存の問題を 見つめるのを避けるため、
 
  BPDに意識を集中します。
 
・ BPは、 問題は認識しますが、 変化する努力はほとんどしないでしょう。
 
  経験の浅いセラピストに かかるかもしれません。
 
・ BPは問題を認め、 障害を克服するために 精神科スタッフと努力するでしょう。
 
  (数年かかるでしょう。)
 
  non-BPは治療を補強し、 自分自身の問題に向き合うことが 期待されます。
 
 
 あなたが BPをどれほど愛していようと、
 
 BPに自分自身を愛するよう 強要することはできません。
 
 BPは 専門家の援助を受けながら、
 
 自分自身の悪魔を 征服しなければならないのです。
 
 変化は容易ではありませんが、 non-BPも変化する必要があります。
 
 それぞれが自分の問題に対しては、 完全に責任を負うべきなのです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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