「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

アイデンティティの問題

2015年06月10日 21時18分41秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 自分の定義を変えるような変化は、 特に難しいでしょう。
 
 例えば、 あるBPDの女性は 厳しい人生を送ってきました。
 
 苦痛なしでは、 自分が一体誰になるだろうと 思ってしまいます。
 
 苦痛が彼女を成立させていたのです。
 
 メンタルヘルスの専門家の援助が必要で、
 
 うまくいけば、 なるべきに人間になることができます。
 
 
◎ 忘れないでください: 「愛情をもって」 距離を取るのです
 
 「愛情をもって」 ということを 心に止めておくのが大切です。
 
 愛情を込めて距離を取るのは、 相手に判断を下すことでも、
 
 行動をコントロールすることでも、 承認・ 不承認をほのめかすことでもありません。
 
(続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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