※ アクション・ステップ22 (2)
相手に心は砕いても、 責任は本人に返すことを示すため、
以下の表現を用いてください。
一番適切なセリフと反応に ○を付けて、 暗記してください。
練習するほどうまくなります。
_ BP: 「私の財布をどこに置いたの?」
_ non-BP: 「それは知らないけれど、
最後に使った場所を思い出して、 記憶を辿ってみたら?」
_ BP (車を運転中): 「あなたのせいで道に迷った」
_ non-BP (同乗中): 「私が悪いとは思わない。
最寄りのガソリンスタンドで 道を尋ねられるよ」
_ BP: 「こんなことできない。代わりにやって」
_ non-BP: 「大変なのは分かる。
作業を小分けすれば、 やりやすくなるよ」
_ BP: 「私が責任を取るなんてあり得ない。
あなたがあんなことをしなかったら、 こんなことは起こらなかった」
_ non-BP: 「自分は責任を感じていないけれど、 議論は解決にならない。
あなたがすることをしたら、 問題は解決できるでしょう」
_ BP: 「やると言ったけど、 できなくなった。 他のことが出てきたので」
_ non-BP: 「ジレンマは分かる。 でも約束を守ると思ってる」
次に、他のセリフや、 可能な反応を書き出してください。
_ BP: 「________________________________」
_ non-BP: 「____________________________」
_ BP: 「________________________________」
_ non-BP: 「____________________________」
○ 新しいスキルが 古いスキルに取って代わります
自分自身の人生を コントロールしようと決心したら、
はれものにさわるようにする代わりに、 自分自身を満足させようとするでしょう。
意見の相違は 悪いことではありません。
ボーダーの人に こちらの 「真実」 を 信じさせる必要はなく、
こちらもボーダーの人の 意見を受け入れる必要もないのです。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕