「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPを変えるための 過去の努力

2015年06月04日 22時05分28秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 自分以外は 誰をも変えることができません。
 
 でもまだ、 BPを変えたいと 責任を感じているでしょう。
 
 その気持ちは正常です。
 
 BPを変える努力に 効果があったか、 見てみましょう。
 
※ アクション・ステップ 20
 
 まず、 BPに変えてほしいと望んだことの、 全てのリストを作ってください。
 
 小さいことから大きなことへ という順で。
 
 次に、 それぞれの場合に、 BPを変えるためにしたことを 書き出してください。
 
 褒美や罰や 最後通牒を与えたことも。
 
 それから、 それらの努力の結果を ひとつずつ書いてください。
 
 BPは変化したか,したのならどのくらいの期間? 
 
 予期しない結果は? 
 
 あなたがBPを変えたのか、 BPが自分で変わろうと思ったのか、
 
 よく考えてください。
 
・ 望んだ変化
 
 ______________________________________
 
・ 試みた方法
 
 ______________________________________
 
・ 結果
 
 ______________________________________
 
 
 BPを治したり、 救い出したりする 責任を感じることは、
 
 あなたに コントロールの感覚を与えます。
 
 しかし それは錯覚です。
 
 誰のことも 根本的に変えることはできません。
 
 褒美や罰によって 短期間ならBPを操作できますが、
 
 褒美や罰をやめた途端に、 BPの思考や行動が舞い戻ってきます。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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