「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

変化実験 (1)

2015年06月06日 19時38分26秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
※ アクション・ステップ21 (1)
 
【実験1】
 
 利き手でない手で、 次の文章を書いてください。
 
 「私は、 新しい技術を学んでいて、 初回から完璧に成し遂げられるべきである。
 
  ぞんざいさや不完全さに対する 弁解は存在しない。」
 
1. これまで、 利き手でない手でどう書くか 知る必要がなかったという事実が、
 
   この実験をやろうとする あなたの態度, 成功, 意欲に影響しましたか? 
 
 ______________________________________
 
2. 書いた内容について考えてください。
 
   あなたはこの内容を信じていましたか? 
 
   書いている途中, 書いたあとはどうでしたか? 
 
 ______________________________________
 
 
 臨床心理士でもある フェンシングのコーチは、 無味乾燥で繰り返しばかりの練習を、
 
 何週間も学生に練習させてから、 同じ動きを左手でさせました。
 
 そのとき学生は、 どれほど進歩したかを知ったのです。
 
 このワークブックで努力をしているのに、 成果が得られないと思ったとき、
 
 このアクション・ステップを思い出してください。
 
 学習には時間がかかりますが、 忍耐が必要です。
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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