※ アクション・ステップ21 (1)
【実験1】
利き手でない手で、 次の文章を書いてください。
「私は、 新しい技術を学んでいて、 初回から完璧に成し遂げられるべきである。
ぞんざいさや不完全さに対する 弁解は存在しない。」
1. これまで、 利き手でない手でどう書くか 知る必要がなかったという事実が、
この実験をやろうとする あなたの態度, 成功, 意欲に影響しましたか?
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2. 書いた内容について考えてください。
あなたはこの内容を信じていましたか?
書いている途中, 書いたあとはどうでしたか?
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臨床心理士でもある フェンシングのコーチは、 無味乾燥で繰り返しばかりの練習を、
何週間も学生に練習させてから、 同じ動きを左手でさせました。
そのとき学生は、 どれほど進歩したかを知ったのです。
このワークブックで努力をしているのに、 成果が得られないと思ったとき、
このアクション・ステップを思い出してください。
学習には時間がかかりますが、 忍耐が必要です。
(次の記事に続く)
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕