自分以外は 誰をも変えることができません。
でもまだ、 BPを変えたいと 責任を感じているでしょう。
その気持ちは正常です。
BPを変える努力に 効果があったか、 見てみましょう。
※ アクション・ステップ 20
まず、 BPに変えてほしいと望んだことの、 全てのリストを作ってください。
小さいことから大きなことへ という順で。
次に、 それぞれの場合に、 BPを変えるためにしたことを 書き出してください。
褒美や罰や 最後通牒を与えたことも。
それから、 それらの努力の結果を ひとつずつ書いてください。
BPは変化したか,したのならどのくらいの期間?
予期しない結果は?
あなたがBPを変えたのか、 BPが自分で変わろうと思ったのか、
よく考えてください。
・ 望んだ変化
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・ 試みた方法
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・ 結果
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BPを治したり、 救い出したりする 責任を感じることは、
あなたに コントロールの感覚を与えます。
しかし それは錯覚です。
誰のことも 根本的に変えることはできません。
褒美や罰によって 短期間ならBPを操作できますが、
褒美や罰をやめた途端に、 BPの思考や行動が舞い戻ってきます。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕