ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

入院生活 12日目

2007-07-03 22:00:00 | 肺炎闘病記
(以下、入院中に付けた日記より一部を編集して掲載)

 昨日水を抜かれたとと関係があるかどうかはわからないが、入院以来一番よく眠れた。夜中涼しかったことも関係あるかも知れないが。

 体温も平熱に戻って安定してきたので、汗をかいたらざぶざぶ洗えるパジャマを着替え、ちょっとお洒落なニット風のパジャマに着替えた。脱いだパジャマとタオルなどをコインランドリーで洗濯。

 点滴治療が終了したので、朝食後、朝のナース回診が終わったら昼食まですることがない。午後も同様。行動の自由度が増した分だけ散歩なりしたいところだけど、残念ながら今日は雨。とりあえず午前中は、コインランドリーへの階段上り下り運動をちょっとやる。

 主治医のドクターが立ち寄る。「ま、今は暇やろうと思いますが」と前置きし、内服薬が効くか、肺の水が増えないかを見る期間なので「辛抱してください」との申し渡し。肺の水は一部検査結果が戻ってきているが今のところ肺炎以外を疑うものはないそうだ。飲み薬に切り替わってしまうと、健常人と意識が変わらなくなってしまう(体力はまだ戻っていないけど)ので、余計に暇を持て余しているように感じられる。これが自宅療養だったら雑巾でも縫って暇を潰すところだが、病院では暇を潰す手段が限られる。

 9時過ぎに、私が入院した時にすでに入院していた3人の先輩患者の最後のひとり、Eさんが退院。残った病室には、私と、私の後に入院してきたAさんだけ。が、直後に新たな入院患者が加わった。

 午後は、入院して以来、自宅に一旦戻った以外には初めて外に出て、小一時間散歩。近くのコンビニ、小さな書店を一回り。500メートルも歩いていないかも知れないが、今日は日差しが強いので散歩は早めに切り上げた。

 ナースさんに背中の絆創膏を取り替えてもらった。少し胸水の色と同じ体液がしみ出ていたけど、血はついていなかった。水を抜かれる前は深呼吸しても3割も空気が右胸に入らなかったが、今は6割ぐりい入るようになった感じ。まだ「全快」とはいかないけど、身体にエネルギーがちんと貯まってきているのが感じられる。昨日は自分を「半々病人」と自称したけど、今日の自分と比べるとやっぱり「半病人」でしかないよなと思ってしまうぐらい活力が違う。

 身体は正直なもので、昨日まで10日間ほどまったく伸びていなかった手指の爪が、今見たら1日でびっくりするぐらい伸びている。肺周辺の炎症と闘いに回していたエネルギーを、指の爪を伸ばすエネルギーに回す余裕が出てるんだぁ……と感心。