今回の東京への転居に当たって、第一希望が戸越周辺だった。都心に近く、戸越公園もあって、戸越銀座商店街は城南では武蔵小山商店街と並んで賑やかとあれば、住居の環境が恵まれているからだ。よい物件があったのだが、ちょっと家賃が高かったので、大田区久が原の物件を選んだのだが。
16歳包丁少年、品川・戸越銀座で5人襲撃…「皆殺しにしたかった」
ショックだなぁ……結局は久が原の方に住むことを選んだとはいえ、戸越の住人になっていた可能性もあったし、久が原から見ても同じ東急池上線の沿線でこんな事件が起こるとは信じられないくらいに治安はいい地域だけに。
16歳包丁少年、品川・戸越銀座で5人襲撃…「皆殺しにしたかった」
お正月の商店街を通り魔が切り裂いた。5日午後3時20分ごろ、東京都品川区の商店街「戸越銀座」で、両手に包丁を持った男が叫びながら通行人を襲撃。男女5人を次々と切りつけた。駆けつけた警視庁荏原署員によって殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、同区の高校2年の少年(16)。被害は軽傷2人ですんだが、少年は「誰でもいいから、皆殺しにしたかった」と供述しているという。
「うおーっ! 殺してやる」―。その両手には包丁。肩まで伸びた長髪を振り乱し、買い物客でごった返す商店街を叫びながら走り回る男。黒いジャンパーに黒いジーパン。さらに靴の中にも1本の包丁をしのばせ、白目をむきながら「なめるんじゃねえ」などとわめく乱入者に、買い物客は逃げまどった。
切りつけられたのは男女5人。うち、30歳と42歳の女性が、それぞれ背中などを刺され、軽傷を負った。女子高生(18)と派遣社員の女性(28)、61歳の男性の計3人は服などを切られたが、特にけがはないという。
「誰でもいいから、皆殺しにしたかった」と無差別殺人を画策していた少年。「精神科に通っていた」とも話している。目撃者によると、身長は170センチぐらいというこの少年は、東急池上線戸越銀座駅前から中原街道に向かって約400メートルを全力疾走。「バカ野郎」「俺は悪くない」「待て待て~っ」「置いて行くなよ」などと叫びながら、5人を次々に切りつけていった。
「声がだんだんと近づき、殺気だった形相の男が、両手に持った包丁をぐるぐる回しながら通り過ぎて行った」と語るのはクリーニング店の女性経営者。薬局従業員の女性は「車イスのおばちゃんが『助けて』と逃げ込んできたので、自動ドアを手動に切り替えて閉めたんです。そしたら、男がドアを切りつけてきたんです」と自動ドアの押しボタンの横についた生々しい傷跡を興奮気味に指し示した。
「60歳ぐらいの夫婦が店に来て、奥さんが『夫が切られました』と取り乱していた。コートの後ろが縦にばっさり切られていた」と語るのは米穀店の女性店員。同僚が被害に遭った和菓子店の従業員は「(同僚は)ショックで何も話したくないと言ってます。無我夢中で逃げるしかなかったようで、(容疑者の)顔も見る余裕がなかった」と語った。また、別の商店従業員は「(容疑者は)眼鏡をかけていたが、目が見開いていて、あれが人を殺すときの顔なんでしょうね」と震えた。
事件当時、商店街にある学習塾では小中学生約40人が授業中。男性講師(38)は「サイレンが鳴り響いたので授業を中断した。登下校の時間でなかったのは幸いだった」と胸をなで下ろした。
警察官に組み伏せられたときには、無抵抗だった少年。無言でパトカーに乗り込んだという。正月三が日が明けたばかりで、多くの買い物客がごった返す土曜日。被害は最小限で食い止められた形だが、大惨事になりかねない凶行だった。
ショックだなぁ……結局は久が原の方に住むことを選んだとはいえ、戸越の住人になっていた可能性もあったし、久が原から見ても同じ東急池上線の沿線でこんな事件が起こるとは信じられないくらいに治安はいい地域だけに。