『痛快! 心理学入門編 なぜ僕らの心は壊れてしまうのか』和田秀樹(集英社文庫) リンク先はamazon.co.jp
表紙イラストがかわいいので甘く見ていたが、心理学の入門書としては読みやすく、かつ、大学生など初学者に興味が持てる内容をうまく盛り込んでいた。
この手の入門書を何冊か読んでいる自分にしても、フロイトやユングの後にどんな学説が出てきたのかということを興味深く読むことができた。特にアメリカで広まった「ツー・パーソン・サイコロジー」という「関係性の心理学」、その流れの延長線上で出てきたコフートの自己愛心理学、クライン学派(よいオッパイ、悪いオッパイ)の対象関係論から派生するボーダーライン型人格障害の心理パターンの特徴、など、今までつまみ食いしてきた入門書では目にしなかった学説の流れも知ることができた。
続編である『実践編』も続けて読むことにしよう。
☆★☆★
8/30追記。『痛快!心理学 実践編―どうしたら私たちはハッピーになれるのか』も続けて読了。
入門編とダブった解説もあり、入門編ほどの新鮮さはなかった。ただ、認知心理学の項で解説された、頭の良さとはどういうことか、どうやったら頭が良くなるか、というところは面白かった。
表紙イラストがかわいいので甘く見ていたが、心理学の入門書としては読みやすく、かつ、大学生など初学者に興味が持てる内容をうまく盛り込んでいた。
この手の入門書を何冊か読んでいる自分にしても、フロイトやユングの後にどんな学説が出てきたのかということを興味深く読むことができた。特にアメリカで広まった「ツー・パーソン・サイコロジー」という「関係性の心理学」、その流れの延長線上で出てきたコフートの自己愛心理学、クライン学派(よいオッパイ、悪いオッパイ)の対象関係論から派生するボーダーライン型人格障害の心理パターンの特徴、など、今までつまみ食いしてきた入門書では目にしなかった学説の流れも知ることができた。
続編である『実践編』も続けて読むことにしよう。
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8/30追記。『痛快!心理学 実践編―どうしたら私たちはハッピーになれるのか』も続けて読了。
入門編とダブった解説もあり、入門編ほどの新鮮さはなかった。ただ、認知心理学の項で解説された、頭の良さとはどういうことか、どうやったら頭が良くなるか、というところは面白かった。