ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

『ちりとてちん (上)』

2008-03-23 12:09:41 | 読書
NHK連続テレビ小説『ちりとてちん (上)』 藤本有紀 青木邦子/ノベライズ リンク先はamazon.co.jp

 本格的に見始めたのは年明けからだが、特に先月後半からずっぽりはまってしまった。明日月曜日から土曜日までが最終回の週になるのだが、ますます面白い。

 で、見損ねた前半分のエピソードに関する知識をノベライズ本で埋めようとする。ここまで入れ込む作品は余りない……近年だと『新選組!』『のだめカンタービレ』『陽炎の辻 居眠り磐音』ぐらいかな。

 それにしても、比較的に本を置いている大森のブックワンでも在庫切れだったし、アマゾンでも在庫切れでマーケットプレイスからの出品に頼る他ないとは……(嘆息)。

 視聴率が歴代トップだったわけではないが熱心なファンがついているとか、『スタジオパークからこんにちは』にドラマの出演者が登場したら番組専用の電話回線がパンクしたとか、そのマニアックなファンぶり、『新選組!』のマニアックなファンだった自分にはすごーくわかる気がする。で、自分も、遅まきながら完全版DVDの予約を入れているのだ(笑)。

 ノベライズ版は、ざっとストーリーを理解するにはいいが、ノベライズとしては練れていない気がした。特に、テレビドラマでは複数の登場人物の視点に焦点を当てることは可能だが、小説では少なくとも章というか場面では誰の立場に視点を寄り添わせるかを一貫させていないといけないと思う……主人公以外の登場人物の心の動きを地の文で解説されてしまうと、自分は「小説の技法に慣れてないなぁ」と思ってしまうのだ。


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