ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

三国志ネタで大笑い

2008-11-20 10:47:38 | 読書
 たまたま見かけた記事。

三国志 本も群雄割拠
新刊や新装刊行相次ぐ
写真の拡大

 三国志最大の山場・赤壁の戦い(208年)から今年で1800年――。その世界を描く映画「レッドクリフPart1」が公開されたのを機に、新刊本、新装本の刊行が相次いでいる。ストーリーさながらに、本の世界も群雄割拠の様相を呈し始めている。(鷲見一郎)

(中略)

 日本における三国志の特徴は、前半が曹操(そうそう)、後半が諸葛亮(しょかつりょう)の活躍を軸に描かれている点。曹操を悪役(ヒール)とし、劉備を中心とする中国とは一線を画している。明代の羅貫中(らかんちゅう)の書いた三国志演義を、江戸時代に日本語訳した湖南文山(2人によるペンネーム)の『通俗三国志』が大きく影響を与えており、吉川本もこの『通俗三国志』をベースにしているという。


 そうか、それで『レッドクリフ』が曹操を悪役に設定していることに違和感あるんだな。自分はマンガ『蒼天航路』で曹操ファンになったし(笑)。

 で、三国志ネタで大笑いした話につなげたいのだが……今日発売の『週刊モーニング』に連載中の「ひまわりっ」。作者に妙に気に入られているらしい、同人マンガ家のウィング関先生によるマンガ中マンガ(笑)が三国志同人マンガで関×劉。自分はBLマンガが苦手なんだけど、こういう笑いを取るためのBLパロはなぜかツボにはまる。大笑いしてしまった。

 ちなみに今発売中の『サイゾー』では、BLマンガが一部の男性読者も掴んでいるという記事があって、つい読んでしまった。オタクなのに腐女子になれない自分の謎を探るために読んでみたのだが、読者代表の3人の男性によるBLコミック評5本ほどを読んでみて、やっぱ受け付けないものが結構あるのねと妙に納得。

☆★☆★

追記。副部長のセリフ「大体 女性作家で正面から三国志描いた奴なんて過去いねぇよ」に反応してしまった。

自分、白井恵理子の『Stop! 劉備くん』愛読してました(苦笑)。あれは「正面から」にならないんでしょうか?

通常15分~30分の面接で、90分

2008-11-19 21:09:46 | しごと
 最終面接だと聞いていたのでそれなりに心積もりをしていたが、存外、楽しい面接だった。

 終わって時計を見たら、90分経っていた。人材紹介会社に電話をかけて報告したら、採用された人でも通常は15分から30分で面接を終える面接官だという話だ。

 いい兆候だと受け止めた。自分も、その人と話をして楽しかったし、これから先の仕事について現実的な情報を得ながらもエキサイティングな部分とチャレンジングな部分を整理できた。でも、何よりも大事なのは、面接で出会う人たちが信頼に足るかどうか……その点では、この案件で面接で会った3人の方についてはクリア。

 手応え十分。「引き寄せの法則」に従って、不安材料を思い返すことなく、楽観的に次の連絡を待とうと思う。もし、見込みが外れたら、思い切り落ち込むと思うけど。


つくってみた: きのこ塩すき

2008-11-19 19:14:50 | ものぐさグルメ
 11月18日記事「メモ・きのこ塩すき」のレシピでつくってみた。とはいっても、2人分ながら、きのこは3種類ないと寂しいからきのこ増量版(ぶなしめじ・まいたけ・ひらたけ)。カロリーダウンのため、溶き卵なし。

 IH対応土鍋できのこを炒めたのは失敗、IHヒーターに対応する金属プレートを焦がして変形させてしまった(汗)。焦げ付きがどれだけ取れるか、明日やってみるけど、変形は直らないからなぁ……使用に支障があるほどではなさそうなので、その点では軽微と言えるのだけど。

 見た目は料理番組で見た通りにできたと思う。ただ、味付けは、いくらすき焼き風といっても、自分の口にはちょっと割り下が甘すぎ・塩辛過ぎ(溶き卵を使わないためもあると思うが)。もう少し、砂糖と塩の分量を控えておいた方がよさそうだ。

 ベーコンさえ使い過ぎなければローカロリーの一品。気が向いたら、またつくるかも知れない。ご馳走様でした。

今日の時事ネタ

2008-11-19 08:35:21 | 時事
 相変わらず伊東氏のコラムは読み応えがある。

伊東 乾の「常識の源流探訪」
なぜ文民統制は繁栄を導くのか?
自由と民主主義の有り難さを考える 

(中略)
田母神氏の数ある発言の中で、もっとも注意しなければならないのは、諸外国から憲法を軽んじているように見える発言を議院内でしたことだと思います。

 およそ、国際的に「一等国」と看做される国では、先進国の武官は必ず憲法に絶対の忠誠を誓わなければなりません。憲法、つまり国権の最高法規に従わないということは、いつ軍事クーデターを起こしても不思議でないものと、国際社会からは見られかねないからです。

 官費で供される武力に預かる、責任ある立場の者が、自らの行動を何によって規制されるのか? 法治により憲法が国権をコントロールするのが普通の一等国であり、軍事力を背景に政府方針と違う「意見」を空砲のように乱発するのは、国のグレードを二等以下に落しかねない不用意な行動です。

 私は田母神氏が軍事クーデターを起こそうと思っていたとは、露ほどにも考えていません。同時に、軍紀の根本に対する理解が甘く、また憲法が「武力」という国権を縛るものであることを理解せず、必ずしも力を持たない国民一般を守るための「言論の自由」などの権利を完全に誤解していることを、明確に指摘したいのです。

 自衛隊の中には、旧帝国陸海軍以来の人的連続性があり、公式には言えないとしても「いまの憲法は…」といった議論がある可能性は十分に考えられるものでしょう。しかし、米国一国超大国による覇権の時代が終わりつつある今こそ、また憲法を本気で改正したい、などと思うのであれば、およそ「憲法一般」というものが、何であるのか、武官がきちんと認識する絶対的な必要性があります。

 武力を手にするおのれの「自由」の拡大、といった、国際社会で日本の信用ランクを急降下させるような短見は厳しく戒め、自衛隊員に(内容の如何以前に、まず)「憲法というものに武官が忠誠を誓う」ことが、法治国家の基本中の基本であることを、徹底再教育する必要があると思います。


 この文章の直前に言及されていた参考文献

石破茂オフィシャルブログ: 田母神・前空幕長の論文から思うこと
 日中戦争から先の大戦、そして東京裁判へと続く歴史についての私なりの考えは、数年前から雑誌「論座」などにおいて公にしており、これは田母神氏の説とは真っ向から異なるもので、所謂「民族派」の方々からは強いご批判を頂いております(その典型は今回の論文の審査委員長でもあった渡部昇一上智大学名誉教授が雑誌「WILL」6月号に掲載された「石破防衛大臣の国賊行為を叱る」と題する論文です。それに対する私の反論は対談形式で「正論」9月号に、渡部先生の再反論は「正論」11月号に掲載されています。ご関心のある方はそちらをご覧下さい)。
 
 田母神氏がそれを読んでいたかどうか、知る由もありませんが、「民族派」の特徴は彼らの立場とは異なるものをほとんど読まず、読んだとしても己の意に沿わないものを「勉強不足」「愛国心の欠如」「自虐史観」と単純に断罪し、彼らだけの自己陶酔の世界に浸るところにあるように思われます。

 在野の思想家が何を言おうとご自由ですが、この「民族派」の主張は歯切れがよくて威勢がいいものだから、閉塞感のある時代においてはブームになる危険性を持ち、それに迎合する政治家が現れるのが恐いところです。

 加えて、主張はそれなりに明快なのですが、それを実現させるための具体的・現実的な論考が全く無いのも特徴です。

(中略)

 ここらが徹底的に検証されないまま、歴史教育を行ってきたツケは大きく、靖国問題の混乱も、根本はここにあるように思われます。

 大日本帝国と兵士たちとの間の約束は「戦死者は誰でも靖国神社にお祀りされる」「天皇陛下がお参りしてくださる」の二つだったはずで、これを実現する環境を整えるのが政治家の務めなのだと考えています。総理が参拝する、とか国会議員が参拝する、などというのはことの本質ではありません。


 靖国に関する私の意見は石破氏とは異なるけど、それ以前の論調にはまったく同意できる。

落とし主の手元に戻る

2008-11-18 18:32:01 | 日常
 昨日拾得した運転免許証や定期入れなどが、今日午前中、早くも落とし主の元に戻った。

 所轄の警察署からは、今日落とし主が引き取りに来る旨、落とし主が無事にブツを引き取った旨の2度連絡が入った。また落とし主からも感謝の電話をもらった。

 自分も何度か財布をなくして困ったことがあるし、直近では旅行先で携帯電話を落とし、親切な方に拾われて警察に届けてもらったおかげで無事に取り戻したこともある。だから、お互い様。

 運転免許証とか定期とか、なくしてその日の内に困るものだから、翌日に本人の手元に戻って本当によかった。

まだまだ続くぬかるみぞ

2008-11-18 11:03:31 | 時事
米国株続落、ダウ223ドル安 金融株など安い、ナスダック5年半ぶり安値
【NQNニューヨーク=荒木朋】17日の米株式相場は続落。ダウ工業株30種平均は前週末比223ドル73セント安の8273ドル58セントで終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は34.80ポイント安の1482.05と、2003年5月1日以来、約5年半ぶりの安値で終えた。景気や企業業績に対する懸念が引き続き強く、売りが優勢となった。

 米銀大手シティグループが全従業員の約15%に相当する5万人超を削減する計画を発表。JPモルガン・チェースも数千人規模の人員削減を計画していると英紙が報じた。雇用情勢の悪化で個人消費が一段と落ち込むとの懸念を誘った。(08:27)


 モルガンスタンレーは11ドル台。

Goldman, Morgan Stanley sink; analysts cut outlook
NEW YORK (AP) - Shares of the two remaining investment banks slipped Monday, despite news that Goldman Sachs' top executives are foregoing their bonuses this year.

The decline came as analysts cut their estimates for the companies, with a Bernstein Research analyst noting this past quarter "represented the most difficult capital market environments in the last decade."

The beaten down stock of Goldman Sachs Group Inc. fell $4.24, or 6.4 percent, to close at $62.49. Meanwhile, Morgan Stanley dropped 81 cents, or 6.7 percent, to $11.22.

Analysts from Citi Investment Research and Bernstein Research both lowered their forecasts for the current quarter and next two years.

Citi analyst Prashant A. Bhatia predicted a loss of $1.60 per share for Goldman's fiscal fourth quarter, citing "substantial equity market declines and elevated volatility levels, as well as continued credit market turmoil." Previously, Bhatia forecast a profit of $3.70 per share.

Meanwhile, Bernstein Research analyst Brad Hintz forecast a loss of 54 cents per share for Goldman, down from a prior forecast for profit of $2.12 per share.

For Morgan Stanley, Bhatia now expects a fourth-quarter loss of 5 cents per share, compared with a prior forecast for profit of 75 cents per share. Hintz predicts a profit of 30 cents per share for the quarter, down from his prior forecast for $1.12 per share.

In an interview, Hintz said the investment banks are experiencing difficulty across all of their business lines as the economy struggles, with seemingly every strategy for turning a profit running into problems. Illiquid markets for fixed income products like corporate bonds and preferred stock, difficulty hedging and high volatility are all driving down the ability to make money, he said.

"Government trading is the only thing that is doing well," he said, referring to the sale of government bonds. "Government trading only does well when the economy is in a free fall."

"Unfortunately it's not a pretty picture for these guys," Hintz added.

There is also the factor of remaining bad bets that still need to be cleared off both companies' books. "We expect both Goldman Sachs and Morgan Stanley to take substantial writedowns on residential mortgage, commercial real estate, legacy leveraged loans, and private equity investments" in the fourth quarter, Bhatia wrote in a note to clients.

He estimated Goldman will write down $4.4 billion, reflecting private equity investments and its weakened stake in the Industrial & Commercial Bank of China Ltd. He predicted $3.5 billion in writedowns from Morgan Stanley.

The lack of merger and acquisition activity, the disappearing initial public offering market and declining debt issuance also hurt business, Bhatia said.

As the markets recover, the companies will regain their footing, Hintz said. "We know that these firms will emerge on the other side alive," he said, but added, "What they have to go through for the next year could be very, very painful."

Bhatia cut his price target on Goldman to $125 from $150, but kept his price target of $30 for Morgan Stanley stock. Bernstein targets Goldman stock at $165 and Morgan Stanley at $50.

Goldman Sachs stock is down nearly 70 percent for the year to date, and Morgan Stanley shares are down more than 77 percent.
 

 保険株も続落。ハートフォードは10ドル割った。プルデンシャルも21ドル割れ。

FIRST COAST TICKER: Life insurance stocks aren't immune to market plunge
By Mark Basch, The Times-Union


Banking companies have received more attention recently, but life insurance stocks have also been in a free fall the last couple of months, particularly Prudential Financial Inc.

Prudential, which traded at nearly $90 as recently as September, dropped to a record low of $20.14 last week amid continuing concerns that insurance companies will have to raise additional capital. Prudential went public in December 2001 at $27.50 a share.

It's not just Prudential that's suffering. The entire industry has been hurt by investment losses and by potential losses from annuity products that offer minimum guaranteed returns, according to a research report last week by Goldman Sachs analyst Chris Neczypor.

"We believe the next 12-18 months will bring continued asset deterioration (most notably in the large commercial real estate mortgage portfolios) as well as increased losses from embedded guarantees in the variable annuity products. Weak equity markets will decrease annuity fee income, dislocated credit markets will negatively impact spread business, and heightened scrutiny by rating agencies and regulators will likely result in increased capital requirements," he wrote.

Neczypor put a "cautious" rating on the life insurance industry and downgraded Prudential from "neutral" to "sell." He has a "sell" rating on four of the five stocks he's covering, with only MetLife Inc. rated "neutral."

Neczypor said he does like Prudential long-term, but he doesn't see a reason to own life insurance stocks now.

"For an industry that relies heavily on ratings and perceived confidence, we believe the potential amalgamation of problematic trends could crest in a wave of rating downgrades and further diminish equity valuations," he wrote.

Prudential last week announced it was cutting its annual dividend payment from $1.15 a share last year to 58 cents this year. That move will save about $250 million in capital, according to Wachovia Securities analyst John Hall.

"Although $250 million is a fairly small amount of capital in the context of Prudential's overall long-term capital structure, which reaches to $35 billion, we think the company's action makes sense in the highly-charged market environment that exists today," he said in a research note.

Hall rates Prudential as "market perform."


 金融サービス業界は当分冬の時代が続くのだろうか。

メモ・きのこ塩すき

2008-11-18 09:59:17 | ものぐさグルメ
「きょうの料理プラス」で放映していた。手軽でおいしそうなので、メモ。

【材料】(4人分)
・生しいたけ 6枚
・まいたけ 1パック
・しめじ 1パック
・エリンギ 4本 
・ベーコン 200g
・水菜 2ワ
・卵 4コ(溶きほぐす)
----------
【塩割り下】
・昆布だし* カップ1
・みりん・酒 各カップ1/4
・砂糖・塩 各大さじ1+1/2
----------
・酒 大さじ2
*昆布だしのとり方(つくりやすい分量)
カップ4の水に10cm角の昆布1枚を入れ、1時間以上浸す。できれば、一晩おくとよい。時間がない場合は、弱火に約10分間かけてから、冷ます。

【つくりかた】
●下ごしらえ
1. しいたけは石づきを取り、薄切りにする。まいたけは食べやすく裂き、しめじは石づきを落として適当な房に分ける。エリンギは長さ半分に切り、縦に薄切りにする。ベーコンは1cm幅に切る。水菜は根元を除き、5cm長さに切る。
  
2. 塩割り下の材料を混ぜ合わせる。

●煮方・食べ方
3. 鍋にベーコンの半量を入れていため、香りがたったら下ごしらえの1のきのこの半量を入れる。酒大さじ2程度をふってふたをし、弱火で蒸し焼きにする。

4. きのこがしんなりしたら、塩割り下の半量を加え、下ごしらえの1の水菜を1ワ分入れてサッと火を通す。溶き卵をつけて食べる。残りの材料で2回目も同様につくる。


「善意」の意味

2008-11-17 17:43:33 | 日常
11月14日記事「明日から一週間のジョナ・ケイ」より。
決意と善意と建設的なエネルギーをもって事に臨む限り、不満足な状況は解決するでしょう。


 「善意」の意味が今日わかった。路上で、カード入れを拾ったのだ……カード入れの中には、運転免許証、仕事の技術資格証、通勤定期、バス定期、などなど。

 早速、最寄りの交番に届けておいた。

 これだけで不満足な状況は解決しないけど、善行を積んでおくに越したことはない。

今日の時事ネタ

2008-11-16 17:52:04 | 時事
田原総一朗の政財界「ここだけの話」
「田母神論文」問題の本質は
“決起”の危険性

(中略)
 田母神論文は、言論的クーデターであったが、この言論クーデターが、遠くない将来本物のクーデターになるのではないか、という危機感がある。
 「今は、昭和一ケタの時代に似ている」と多くの人が言う。僕もそう思う。
 昭和一ケタの時代というのは、不況が続き、東北地方で娘が身売りされたりするなど、食えない人間が非常に多かった。
 財界では汚職がしばしば起こり、政治家は財界とつるんで汚職の片棒を担いでいた。
 これはだらしないと、軍人たちがクーデターを起こす。
 これが5.15事件(昭和7年)であり、2.26事件(昭和11年)である。
 当時、「政治家や財界人はだめだ。こんな人間に任せていては日本はうまくいかない」ということで、官僚たちの中から革新官僚が生まれた。その代表が岸信介である。
 この時代に今は似ていると思う。
(中略)
 こういう状態の中で、田母神前航空幕僚長ら航空自衛隊94人の「決起」は、まさに時代を象徴している。
 5.15事件の前にも3月事件などいろいろ起きている。今回の決起は、昭和初期と同様の幕開きであり、非常に危険だ。
 では、クーデターのターゲットはどこに向かうか。
 5.15事件も2.26事件も、ターゲットは政治家に向かった。多くの議員が殺された。
 今も政治家に向かう可能性もあるが、僕はメディアに向かうのではないかと思っている。
 メディアが勝手なことを書きすぎる、という不満が人々にある。
 例えば、「首相がホテルのバーで酒を飲んでいる」などということを書き立てる。そんなことは知ったことではない。こういうことがたくさんある。
 そういう、いら立ちをみんなが持ってしまう。
 このような様々なことがあるわけだが、これらが昭和初期の状況に似ていて、危ないと僕は思っている。
 94人もの現役自衛隊員が論文を書いているということは、組織的な行動だ。
 11日の参考人招致では、田母神さんが「自分は指導はしていない。もし俺が命令すれば1000人が書く」と言ったら、野党はそれで黙ってしまった。情けない限りだ。
 田母神さんのはったりに野党が押さえ込まれてしまった。これは危険だと思う。
 法律に違反しているということばかり聞いているが、一番の問題はそこではない。今回の騒動は確信犯による決起なのだ。この危険性に野党は気づいていない。
 実は、ここが一番危ないところなのである。


 伊東氏のコラムで主張している文民統制(シビリアンコントロール)が利かない状態というのが一番怖いのだが、その具体的な事例の可能性がまさしく軍隊の決起だ。そういう意味で、政治家たちが田母神氏らを押さえ込めないことを憂慮する。

 武力を持たない文民が武官を押さえつけられるか否か。やはり、マスメディアと国民がこの事態にきちんと反応して問題視しないといけないと思う。政治家たちと違って、武官は選挙で選ばれているわけではないのだから、世論に対して敏感というわけではない。けど、その言動を支持していないと明確に言わなければならない。でないと、いつか、自国の軍隊の銃口が自分に向けられないとも限らない。