朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

確定申告

2009-03-09 | もろもろの事
これも季節の話題です。
 給与所得以外に多少の収入があるので、以前から3月になると税務署に確定申告しています。
 ずーと以前は、所定の複雑な計算式により電卓で全て細かく計算しその結果を手書きで記入していました。用語の定義がとても分かりにくいのです。計算を間違って書き直しなんてことも良くありました。
 数年前からは、国税庁のウェブに「確定申告書作成コーナー」が出来ました。
 標準的な種類の申告については、穴埋め問題のように、数字や理由などを入力することができるようになりました。つまり「計算」はウェブが自動でやってくれます。連動している項目は相当する場所に自動記入され、必須項目は未記入だと先に進めません。
 瞬時に計算してくれるので、入力数字を増減してシミュレーションすることもできます。作業途中で、自分のPCに入力データ一式を一時保存しておいて、日時を置いて続行することもできます。
 プライバシー保護のために匿名で作業することができます。その場合は申告書は紙にプリントしてから、住所氏名を手書きで追記します。
 このウェブで、記入作業は相当楽になりました。
 ただし、問題は書類記入の手間だけではなくて、頭が痛くなるのは、1年間にわたり各種必要書類を収集し、目的ごとに数字を抜きだして整理すること。そして、それらを所定の集計表に記載する作業です。表の書式枠が小さいので、最細ボールペンで目を細めて書き込まねばなりません。なぜか、この書類の入力作業ウェブはまだありませんね。印刷フォームのPDFは国税局ウェブに掲載されていますが、電子的に入力する機能は盛り込れていません。
 この表でも、細かい計算(掛算、加減算)が必要です。しょうがないので、エクセルで情報入力欄と計算式を自分で作って、そこで作業しています。記入が終わり計算が完了したら、それを見ながら本式の用紙に手で書き写しています。
 まあ、「青色申告」にして専用ソフトを入れて、本式の帳票を作る方法のが最も良いのでしょが、そこまで規模は大きくないし。
 また、「e-Tax」もずいぶん広告してますが。操作性はイマイチのようです。しかもICカードリーダーを購入して、必要なICカードの発行手続きを事前にせねばならない。
 合理的な解決方法は「納税者番号」あるいは「国民年金番号」を国レベルの公共サービス全てに統一して導入することでしょうか。米国の「ソーシャルセキュリティ番号」ですね。
 以前「グリーンカード」なる納税者番号制度が、法律として可決され国税局の計算センターまで出来たけれど、直前に廃止されたことがありました。
 当時に比べると、テロリズムの資金を絶つため、資金洗浄(マネーロンダリング)や、脱税に関する違法性が社会的に強く認識されるようになったので、実行はできる状況かなと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする