朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

鴨川をどり

2009-05-08 | 京都の文化(春)
5月になると「鴨川をどり」が始まります。
 鴨川の西側、先斗町花街の芸舞妓さんが踊ります。
 「都をどり」のほうが古いですが、京都の5つの花街がそれぞれ芸事の総集編として、時期をずらして開催されています。

 会場は、先斗町歌舞練場です。先斗町の北の終点に近い、三条から下がる所です。通常は踊りの練習場所。

 「都」と多少の違いを出す工夫はされています。
 前半のをどりは、ストーリーが立てられており、江戸時代に京都にて2つの演劇小屋が互いに張り合っていたのですが、そのライバル関係となる花形の踊り手(女性)と笛の名手(男)が恋仲となり、駆け落ちするというお話し。結末はハッピーエンド。
 要は芸舞妓さんのお披露目なので、ご贔屓筋の参観もありました。舞妓さんを同伴したお客さんも2組。勇気ありますね、つれてきたお客さん。相当なお金もかかるし。
 おカアさん、旦那さん風の方もちらほら。時々、舞台にご贔屓の芸妓さんが登場すると、「掛け声」が飛び交っていました。
「都をどり」の祗園歌舞練場よりも会場が小振りなだけに、親密感がありました。





 上演中の撮影は禁止ですが、「をどり」舞台の雰囲気を示す参考までに、待合室で放映されていた過去の映像を撮影してきました。



 その後、先斗町を歩いて見学していたら、先ほどお茶席で抹茶を立ていた、芸妓さん舞妓さんのペアがとある店の前に立っていて、我々の後方を歩いていたおカアさんと旦那さん風の方に、なにやら大きな声で挨拶していました。やはり、お茶屋の女将さんとそのお客さんなんでしょうな。



↑「都千鳥」:この紋章は、明治5年に「鴨川をどり」が初めて開催された際に創案され、鴨川冬の情趣である千鳥をデザイン化した。
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