5月10日は、京都でも気温が29度まで上昇しました。
外に出ると、街路樹の新緑がまぶしい季節です。
植物には、葉緑体という物質が含まれていて緑色を発色する原因です。葉緑体により、太陽の光を吸収して「光合成」が行われます。水を分解して酸素を放出し、二酸化炭素から糖を合成します。
太陽からのエネルギーを利用可能な形に固定し、後日再利用可能なように保存することができます。変換の効率も非常によいといえます。
一方、半導体技術を応用した「太陽光発電」では、電池パネルの製造自体に相当なエネルギーが必要です。製造コストもかなり高価で、現在の技術では光から電気への変換効率もそれほど高くない状況です。
将来、葉緑体と同等な生物化学的プロセスで光合成ができれば、究極のエネルギー源になると思われます。
その前段として、植物の「品種改良」によって、でんぷんの生成効率の良い水草(できれば海水でも育つもの)や、少ない水で成長する雑草的なでんぷん製造植物ができないでしょうか。
地球上の生物進化で、初期の頃、まだ大気には酸素がほとんど無くて二酸化炭素と窒素ばかりだったようです。そこに、シアノバクテリア(藍藻)が、細菌から進化し出現して、どんどん酸素を生産したとされています。
酸素は、動物には必須の気体ですが、その他の原始生物には猛毒性となりました。「酸化作用」によって化学構造を破壊するからです。その結果、「自然選択」が働いて、酸素を必要とする生物が有利になりました。葉緑体が作る、エネルギーの缶詰である「でんぷん」を食料として、動物が生存できることにつながります。
これらの過程を振り返ると、光合成なる極めて特殊な機能をもつ化学物質が、35-27億年前に突然変異、つまり「偶然」に出現したとはまったくもって不思議です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ef/6fb3c1ef001d27955e37332d71728d19.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9c/ac8e0d89ceffcf05ff2ef89a55c28105.jpg)
新緑は、見ているだけで、元気になる気がします。
外に出ると、街路樹の新緑がまぶしい季節です。
植物には、葉緑体という物質が含まれていて緑色を発色する原因です。葉緑体により、太陽の光を吸収して「光合成」が行われます。水を分解して酸素を放出し、二酸化炭素から糖を合成します。
太陽からのエネルギーを利用可能な形に固定し、後日再利用可能なように保存することができます。変換の効率も非常によいといえます。
一方、半導体技術を応用した「太陽光発電」では、電池パネルの製造自体に相当なエネルギーが必要です。製造コストもかなり高価で、現在の技術では光から電気への変換効率もそれほど高くない状況です。
将来、葉緑体と同等な生物化学的プロセスで光合成ができれば、究極のエネルギー源になると思われます。
その前段として、植物の「品種改良」によって、でんぷんの生成効率の良い水草(できれば海水でも育つもの)や、少ない水で成長する雑草的なでんぷん製造植物ができないでしょうか。
地球上の生物進化で、初期の頃、まだ大気には酸素がほとんど無くて二酸化炭素と窒素ばかりだったようです。そこに、シアノバクテリア(藍藻)が、細菌から進化し出現して、どんどん酸素を生産したとされています。
酸素は、動物には必須の気体ですが、その他の原始生物には猛毒性となりました。「酸化作用」によって化学構造を破壊するからです。その結果、「自然選択」が働いて、酸素を必要とする生物が有利になりました。葉緑体が作る、エネルギーの缶詰である「でんぷん」を食料として、動物が生存できることにつながります。
これらの過程を振り返ると、光合成なる極めて特殊な機能をもつ化学物質が、35-27億年前に突然変異、つまり「偶然」に出現したとはまったくもって不思議です。
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新緑は、見ているだけで、元気になる気がします。